竹馬の友
竹馬の友の意味
竹馬の友とは、幼いころから親しく付き合ってきた友人を指す言葉である。単なる友達というより、子ども時代を一緒に過ごした深い親しさを含む表現であり、日本語では幼なじみに近い意味で使われることが多い。 そのため、大人になってから知り合った親友に対して使うよりも、成長の過程を共有してきた相手に使うのが自然である。長い付き合いと気心の知れた関係を、やや趣のある言い方で表す語である。竹馬の友の由来
竹馬の友の由来は、中国の古い故事にある。子どもが竹の馬で遊ぶ姿にちなみ、幼いころから一緒に遊び、育ってきた友人を表す言葉として定着した。 ここでいう竹馬は、現在の遊具としての竹馬そのものだけを指すのではなく、子どもの遊び道具としての竹の馬を含んだ表現である。つまり、竹馬の友は幼少期の遊びと思い出を共有した仲を象徴する言葉なのである。竹馬の友の使い方
竹馬の友は、幼いころからの付き合いを強調したいときに使う。「彼は竹馬の友である」「彼女とは竹馬の友として長く付き合っている」のように使えば、単なる友人以上に、古くからの深い縁があることを自然に表せる。 一方で、日常会話ではやや文語的で硬さのある表現でもある。そのため、普段の会話では幼なじみと言い換えたほうが自然な場面も多い。文章では品のある言い回しとして使いやすい語である。竹馬の友の英語表現
竹馬の友を英語で表すなら、childhood friend や friend from childhood が近い言い方である。どちらも子どものころからの友人を意味し、日本語の竹馬の友が持つ基本的な意味を伝えやすい。 ただし、竹馬の友には漢語らしい格調や故事成語らしい響きがあるため、英語ではその風合いまでは完全に再現しにくい。意味としては childhood friend がもっとも自然でわかりやすい表現である。竹馬の友
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/06/12 02:27 UTC 版)
竹馬の友(ちくばのとも)は、『晋書』からの概念。
概要
幼年時代に共に竹馬に乗って遊んだ友人[1]。幼い頃から仲が良かったり、物心ついた頃からの顔なじみのことをいう[2]。
由来
これは中国の歴史書である『晋書』を由来とする。これには晋の政治家であり軍人でもあった殷浩について述べた『殷浩伝』というのがあり、そこでであった桓温によって語られていたことからである。そこでは軍人としての功績が大きかった桓温は、学者肌である殷浩のことを不満に感じ殷浩を失脚させていた。この2人は幼馴染の関係であった。この失脚させたことについて桓温は、殷浩とは幼い頃は竹馬の友という関係であり、殷浩は桓温が捨てた竹馬を拾って遊んでいたということを語る。このため殷浩の方が格下であるというのは当然であるというとして、殷浩を失脚させたことを正当化させた。竹馬の友というのは元は好敵手関係や上下関係を表していたのだが、時代が経つにつれて親しい幼馴染という意味合いが強くなる[3]。殷浩と桓温の2人は若い頃から名声が歌われていたために良きライバルと思われていたものの、実際は日頃から桓温は殷浩のことを快く思っていなかった。殷浩が抜擢されて北伐に出向いたものの失敗した際に、桓温はこの失敗に乗じて入念な上奏文で帝に訴えたところ、殷浩の身分は庶民に落とされ僻地に流されてしまった。こうして殷浩が流されてから桓温が語っていたことに竹馬の友が用いられていたのであった[4]。
脚注
- ↑ 日本国語大辞典,故事成語を知る辞典,ことわざを知る辞典,世界大百科事典内言及, デジタル大辞泉,精選版. “竹馬の友(チクバノトモ)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2026年5月31日閲覧。
- ↑ “「竹馬の友」という言葉を知っていますか? 意味や使い方を例文で紹介”. Oggi.jp (2024年4月5日). 2026年5月31日閲覧。
- ↑ Inc, Shogakukan. “「竹馬の友」ってどういう人?|@DIME アットダイム”. @DIME アットダイム. 2026年5月31日閲覧。
- ↑ “No.870 【竹馬之友】 ちくばのとも|今日の四字熟語・故事成語|福島みんなのNEWS - 福島ニュース 福島情報 イベント情報 企業・店舗情報 インタビュー記事”. fukushima-net.com. 2026年5月31日閲覧。
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