竹馬の友とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 竹馬の友の意味・解説 

ちくば‐の‐とも【竹馬の友】

読み方:ちくばのとも

幼いころに、ともに竹馬乗って遊んだ友。幼ともだち幼なじみ


幼馴染

(竹馬の友 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/05 03:11 UTC 版)

筒井筒』より、井戸の周りでたけくらべをする男女
筒井つの井筒にかけしまろがたけ過ぎにけらしも妹見ざるまに
返し
くらべこし振分髪も肩すぎぬ君ならずして誰かあぐべき
などいひいひて、つひに本意のごとくあひにけり

幼馴染(おさななじみ)は、幼い頃に親しくしていた友達を言う。幼友達(おさなともだち)とも。

後述のような文化もあってか、現代の日本においては幼馴染という言葉に「異性の(特に初恋の)相手」というイメージを思い浮かべる人も多い傾向にあるが、本来は同性・異性を問わず、いわゆる「竹馬の友」を指す言葉である。

文化としての幼馴染

F.G.ヴァルトミュラー《『隣人(Die Nachbarn)》1859年

幼馴染の男女を扱った物語は昔から『伊勢物語』『大和物語』の「筒井筒」のように存在する。特この幼馴染という設定は戦後の漫画アニメにおいても頻繁に活用された。そして、再会する設定だけでなく昔からずっと交遊関係にある設定も用いられてきた。

サブカルチャーにおいて幼馴染がさらに注目されるようになったのは、1990年代から美少女ゲームを中心に、主人公の人間関係を示すのに多用されはじめ、特にメインヒロインの設定として愛用されるようになったことがあげられる。特に、『ときめきメモリアル』などの大物タイトルでの登場は、幼馴染ブームの火付け役としては十分なものであった。

このような作品における幼馴染キャラクターの典型的な類型は以下のようなものである。

  • 家が隣同士、もしくは近所で幼少時から家族ぐるみの交流がある。
  • 同じ学校の同じクラスに通っている、あるいは近所であることから登下校を共にする。
  • 友人などから仲を冷やかされる状況にある。
  • 昔の出来事や秘密を共有しており、そのことで互いにからかったり、思い出にひたったりする。
  • 相手を恋愛対象として見ていないが、何かのきっかけでそのことに気づかされる。
  • 従兄妹及び従姉弟といった場合、住居を共にしている場合もある。

論考

フィクション作品でよくある幼馴染同士の恋愛について、幼馴染カップルが目立つ『名探偵コナン』の研究書『コナンドリル』では好きなのに前から知った仲だと今更、面と向かってはっきりと思いを告げることは恥ずかしくできない悲喜こもごもな複雑さが幼馴染恋愛の甘酸っぱさの元で[1]、現実では幼馴染は容姿がタイプではないときちんと認識するようになったり以前は優しくても大人になると性格が変わってしまいフィクションほど恋愛には発展しないからこそ、フィクションの中で可愛く、格好よく成長した幼馴染との恋愛がよく扱われるとみている[2]

脚注/出典

参考文献

  • 少年サンデー特別編集プロジェクト編 編『コナンドリル』小学館、2003年5月。ISBN 9784091794024 

竹馬の友

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 10:05 UTC 版)

成句

竹馬チクバとも

  1. 幼馴染

出典

『晋書』殷浩伝の「少時淵源共騎竹馬、我棄去、已輒取之。故當出我下。」より。


「竹馬の友」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「竹馬の友」の関連用語

竹馬の友のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



竹馬の友のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの幼馴染 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの竹馬の友 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS