三井の他ホテルチェーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 03:41 UTC 版)
「三井不動産ホテルマネジメント」の記事における「三井の他ホテルチェーン」の解説
三井不動産直系のホテル会社としてハワイでハレクラニ他のホテル運営を行うハレクラニ・コーポレーションがあるが、三井ガーデンホテルズとは直接の関係はない。 ガーデンホテルズ設立(チェーン結成)以前より、三井不動産とは異なる三井観光開発(三井グループの一社であった北海道炭鉱汽船が設立)による「三井アーバンホテルズ」が1974年より展開されていたが、当チェーンとの関わりはほとんど無かった。なお、三井アーバンはその出自から札幌グランドホテル・札幌パークホテルを事実上の旗艦店とし東日本での出店が主であったが、三井本館に程近い銀座や、大阪や福岡など西日本での大都市では両者が至近距離に出店するケースもあった。 2000年代初頭の一時期に、両者でインターネット予約サイト「hoteland.com」を共同運営していたこともあるが、それ以外の関係は皆無だった。 三井観光開発は2007年に「三井」の名を外したグランビスタ ホテル&リゾートに社名変更、既存ホテルの名称も「ホテルコムズ」へリブランドした。さらに2015年にはサンケイビルの完全子会社となった。また、その後の事業再構築により「ホテルコムズ」ブランドのホテルは全て営業を終了している。 三井不動産は2000年代以降ホテル経営会社へ資本参画を行い、ガーデンホテルズ(直系)以外のホテルも間接的に傘下へ入れ、事業拡大を図っている。2005年にミサワホームからミサワリゾート(現リソルホールディングス)を譲受しており、従前の「ホテル330」→「ホテルリソル」と、新ブランド「トリニティ」による「RESOLホテルグループ」として全国展開を行っている。 2007年5月には、ヤマハリゾート運営の「合歓の郷」・「鳥羽国際ホテル」・「はいむるぶし」・「キロロリゾート」の事業譲渡契約が締結され、三井不動産リゾートを受け皿会社として新設し、同年7月に取得。 2007年10月には国際興業(実質的には当時同社の親会社だったサーベラス・グループ)から帝国ホテル株式の33.16%を譲受し筆頭株主となっている。 三井不動産はリゾートソリューションにおいて「ホテルトリニティ札幌」を2007年12月に、2009年6月に「メルキュールホテル札幌」を開業し、2010年には「三井ガーデンホテル札幌」を開業したことから、グランビスタの発祥地である札幌に攻勢を掛けているとする趣きが捉えられている(既にRESOLでホテルリソルが2棟運営されている)。 1980年代には日本債券信用銀行の仲立ちでサンルートホテルシステムと資本・業務提携していた事がある。 2017年10月に三井不動産の100%子会社として三井不動産リゾートマネジメントが設立され、ハレクラニ沖縄および2020年夏開業予定のフォーシーズンズホテル東京大手町とHOTEL THE MITSUI KYOTO ラグジュアリーコレクションホテル&スパ(マリオット・インターナショナルと提携)を運営している。
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