万国津梁の鐘とは? わかりやすく解説

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万国津梁の鐘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/03 09:23 UTC 版)

万国津梁の鐘(ばんこくしんりょうのかね)は、1458年琉球王国第一尚氏王統の尚泰久王鋳造させた釣鐘梵鐘)の、現在沖縄における呼称。


注釈

  1. ^ 「戊寅」は鐘が製作された1458年(天順2年)を干支で表したものである[1]
  2. ^ とりわけ、大内氏は教弘政弘2代の時期に南方との交易を推進していた[3]。また、北九州鋳物師の琉球への招聘には、「万国津梁の鐘」の銘文をはじめ、多くの琉球鐘の銘文を記した渓隠安潜が関わっていたのではないかとも推測されている[3]
  3. ^ 「日域」は日本(大和)、大明は大明国を指す。また「津梁」は橋または渡しを意味するが、仏教では迷える衆生を彼岸(悟り)に導くことの比喩としても用いられる[7]

出典

  1. ^ a b c d 銅鐘(旧首里城正殿鐘) - 国指定文化財等データベース(文化庁
  2. ^ 『沖縄大百科』「万国津梁の鐘」 - Weblio辞書
  3. ^ a b c d 久保智康『日本の美術 No. 533 琉球の金工』2010年10月10日、p. 49
  4. ^ 『みんなの文化財図鑑』有形文化財編 工芸品(梵鐘)01 (PDF) - 沖縄県教育委員会、2022年9月3日閲覧。
  5. ^ 新城俊昭『琉球・沖縄史』東洋企画
  6. ^ a b 琉球新報』2003年3月1日
  7. ^ 『デジタル大辞泉』「しんりょう【津梁】」 - goo国語辞書
  8. ^ (琉球国王。ここでは尚泰久のこと)
  9. ^ ここでは世の主、祖霊神三宝衆生の4つ。
  10. ^ 知事応接室の屏風について(銘文全文と読み下し文) - 沖縄県
  11. ^ 万国津梁館の魅力 - 万国津梁館
  12. ^ 知事応接室の屏風について - 沖縄県
  13. ^ 沖縄慰霊の日、翁長知事「非人間的な凶悪事件に、県民は不安と憤り」辺野古移設中止求める(全文) - 2016年6月23日、ハフィントン・ポスト
  14. ^ 万国津梁の鐘、こんな音だったんだ… 沖縄県立博物館・美術館に響く「ゴーン」”. 沖縄タイムスプラス (2017年2月26日). 2017年11月22日閲覧。
  15. ^ 「万国津梁の鐘」録音し放送、沖縄県立博物館・美術館 : お出かけ”. 読売新聞(YOMIURI ONLINE) (2017年3月27日). 2017年11月22日閲覧。


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