一般社団法人国連平和の鐘を守る会の活動
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「日本の平和の鐘」の記事における「一般社団法人国連平和の鐘を守る会の活動」の解説
国連本部での鐘打式典に毎年出席 大阪万博記念公園平和の鐘の鐘打式典を主催大阪万博の時に、ニューヨーク国連本部の平和の鐘の留守番鐘となった平和の鐘の鐘打式典を大阪府の協力のもとに行っている。 未来を担う子供達とのワークショップ 高瀬聖子は自ら日本各地の小中学校や地域イベントを回り、日本の平和の鐘の成り立ちや中川千代治の想いについて講演。これまでに延べ5,000人に伝えている。それと並行して、国連にある日本の平和の鐘のストーリーを、子供にもわかりやすい絵本として英訳付きで出版しており、ニューヨークの国連本部にも置かれている。2016年には国連本部で絵本の出版記念会が開催され、日本人学校の生徒達と共に絵本を読み聞かせた。 2017年、ミャンマー政府に4㎏の平和の鐘のレプリカを3個贈呈。日本人学校と寺子屋と僧院で講演。 2019年、ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボに4㎏の平和の鐘のレプリカを贈呈。Saburina小学校とサラエボ大学の日本語教室で講演。 現在「国連平和の鐘を守る会」は、一人ひとりが自分にとっての平和な未来をイメージできるよう、今を生きる若い世代の平和への目線、想いを力に、戦争だけでなく、SDGsが提示する、貧困や飢餓、環境破壊、人種差別などのすべてをなくすことも視野に入れ、新しい人や文化の力を軸に活動中。『平和の鐘』が将来に向かう力を象徴する音として鳴り響くようにすることなど、より未来に向けた活動を推し進めている。 1994年、日本の鐘の40周年を記念して特別の式典が行われた。その際、ブトロス=ガーリ国連事務総長は次のように述べた。 Whenever it has sounded, this Japanese Peace Bell has sent a clear message. The message is addressed to all humanity. Peace is precious. It is not enough to yearn for peace. Peace requires work -- long, hard, difficult work. (日本語訳)「日本の平和の鐘は鳴るたびに、明確なメッセージを送ってきました。平和は尊いというメッセージをすべての人々に送り続けているのです。平和を願うのにこれで十分ということはありません。平和には努力が必要です。それも長く、つらく、困難な努力です。」 — 1994年の式典におけるブトロス・ブトロス=ガーリ国連事務総長のスピーチより。
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