卵胞形成
一次卵胞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/02 05:31 UTC 版)
原始卵胞の扁平な顆粒層細胞の構造の立方状への変化、それが一次卵胞の始まりである。卵母細胞の遺伝子は活性化し転写される様になる。卵胞と卵母細胞の間には未発達な傍分泌シグナリング経路が形成されている。卵母細胞と卵胞は劇的に成長し、卵胞の直径は0.1mmにまで増加する。 一次卵胞はこの時に卵胞刺激ホルモンの受容体を発達させる。しかし、胞状卵胞になるまでは性腺刺激ホルモンとは独立して成長する。また、FSHの存在はin vitroでの卵胞成長を加速させる事が研究により示された。 透明帯と呼ばれる糖タンパク高分子の莢膜が卵母細胞の周囲に形成され、周囲の顆粒層細胞と分離される。透明体は排卵後も卵母細胞の周囲に残り、含まれている酵素により精子の進入を触媒する。
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