かりゅう‐そう〔クワリフ‐〕【×顆粒層】
顆粒層
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/03 04:38 UTC 版)
顆粒層(英: stratum granulosum, granular layer)とは角質層(あるいは透明層)と有棘層の間に認められる表皮の層[1]。この層において、karatinocyteは現在では顆粒細胞と呼ばれ、ケラトヒアリンとラメラ顆粒を含む[2]。
画像
- ヒトの表皮と真皮
- 表皮の区分
出典
- ^ James, William; Berger, Timothy; Elston, Dirk (2005) Andrews' Diseases of the Skin: Clinical Dermatology (10th ed.). Saunders. Page 2. ISBN 0721629210.
- ^ Marks, James G; Miller, Jeffery (2006). Lookingbill and Marks' Principles of Dermatology (4th ed.). Elsevier Inc. Page 7. ISBN 1-4160-3185-5.
顆粒層 (granular layer)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 15:03 UTC 版)
「小脳」の記事における「顆粒層 (granular layer)」の解説
最深部の顆粒層は入力層で膨大な数(約1000億)の顆粒細胞がある。顆粒細胞は染色切片標本では小さく密に並ぶ濃染される核としてみられる。顆粒層には少数の大きなゴルジ細胞 (Golgi cell) もあり、一部の小脳領域には、少数のルガロ細胞 (Lugaro cell) 、単極性刷毛細胞 (unipolar brush cell) 、シャンデリア細胞 (chandelier cell) などのニューロンもある。小脳への2つの主要な求心性入力のうちの1つである苔状線維は、顆粒層に終止する。球形のシナプス終末をもつ苔状線維は小脳糸球体 (cerebellar glomerulus) というシナプス複合体において顆粒細胞とゴルジ細胞を興奮させる。ゴルジ細胞は反回性ループをつくり顆粒細胞を抑制する。ヒトの小脳には600〜800億個もの顆粒細胞が存在し、これは脳と脊髄にある全神経細胞の、実に7割を占めている。
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