一本だたら
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一本だたら、一本踏鞴(いっぽんだたら)、一つだたら(ひとつだたら)とは、日本に伝わる妖怪の一種で、熊野地方の山中などに棲む、一つ目で一本足の姿の妖怪とされるが、地方によって伝承内容には違いが見られる。
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- ^ 御田鍬, 木下昌美 『日本怪異妖怪事典 近畿』176頁
- 1 一本だたらとは
- 2 一本だたらの概要
- 3 脚注
一本ダタラ
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一本ダタラ
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「絶対城先輩の妖怪学講座」の記事における「一本ダタラ」の解説
熊野の果無山脈一帯を中心に伝えられる一眼一足の巨人。別名は一本足、一蹈鞴、一つだたらなど。とにかくバリエーションの多い妖怪で、「果ての二十日」と呼ばれる12月20日にだけ出現する、相撲が好きな怪物、猪笹王という巨大猪が死後に化けた鬼神、河童のような妖怪が山に入って姿を変えた、宙返りして足跡を残すだけ、出くわしかけた時に狼に助けられる、昔はいたが退治されてもう出てこない、熊野の盗賊だった、といった様々な伝承が残っている。古代中国の山の鬼神「夔」が原型になったとも、タタラ製鉄で片足でふいごを踏む動作と関係があるともいわれる。
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