ロストラ柱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 03:26 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ロストラ柱(ロストラちゅう、英語: Rostral column)は船首柱とも呼ばれ、戦勝柱(Victory column)の一種で、古代ギリシャと古代ローマの建築で始まり、海軍による軍事的な勝利を記念して建てられた。従来、ロストラ(捕獲された船の船首)が柱に取り付けられていた。現代世界でのロストラ柱には、ニューヨーク市のコロンバスサークルにあるコロンブスの記念碑[1]、サンクトペテルブルクの対になっているロストラ柱がある[2]。
ロストラ柱の例
古代
- ガイウス・ドゥイリウスのロストラ柱 (ローマ文明博物館)
近現代
- サンクトペテルブルクの旧証券取引所とロストラ柱(Old Saint Petersburg Stock Exchange and Rostral Columns)
- コロンブス記念碑(Columbus Monument)- コロンバスサークル (ニューヨーク市)
- ロストラ柱 (ウラジオストク)(ロシア語)[3]
脚注
- ^ “New York - Columbus Monument” (英語). www.Vanderkrogt.net. 2017年6月12日閲覧。
- ^ “Images of the Saint Petersburg Rostral Columns” (英語). LHDigest.com. 2007年10月20日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年6月12日閲覧。
- ^ ロストラの灯台柱(読み)ロストラノトウダイチュウ(コトバンク)
関連項目
- ロストラ
- 戦勝柱
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ロストラ柱
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「旧証券取引所とロストラ柱」の記事における「ロストラ柱」の解説
取引所ビルの前は、デ・トーモンが半円形の広場を設計し、円形の傾斜路が川に突き出た桟橋まで下るようにした。そして、そこに一対の大きな戦勝柱 (Victory column) の一種であるロストラ柱を置いた。ドーリア式の円柱は花崗岩の台座の上にあり、深いテラコッタの赤い漆喰でコーティングされたレンガで作られており、ブロンズの錨と4組のブロンズの船首(ロストラ)で飾られている。座っている大理石の像が各柱のベースを飾り、それぞれがロシアの主要な河川を表しており、北側の柱はヴォルガ川とドニエプル川、南側の柱にはネヴァ川とヴォルホフ川である。本来方角を知るビーコンとして機能することも目的としており、元々はギリシャ風の松明の形をした灯が上にあり、石油を使っていたが、後にこの松明は取り除かれ、「赤い帆」祭りなどの際に点火されるガス松明が取り付けられた。
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