中央海軍博物館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/11 04:26 UTC 版)
「旧証券取引所とロストラ柱」の記事における「中央海軍博物館」の解説
1917年のロシア革命と共産主義経済体制の成立により、証券取引所は無用の長物となった。 1939年、中央海軍博物館 (Central Naval Museum) の拡大するコレクションを収容するために使われることになった。このコレクションは、1709年にピョートル大帝が造った私的な「模型室」に起源がある。ソビエト時代のコレクションには、個人のコレクションから没収された多くの作品が入っている。 2007年までに、連邦当局は海軍博物館を新しい場所に移動し、証券取引所の新しい用途を見つけることを検討してきた。検討された利用方法は、それをエルミタージュ美術館に移すか、以前の商業センターとしての使用に戻すことであった。 2010年、市のアドミラルテイ区の労働広場にある、改装された「クリウコフ(海洋)兵舎」に海軍博物館を移転する作業が始まった。旧証券取引所の建物は、2011年6月に連邦所有からサンクトペテルブルク市に戻され、石油商品の取引所として使用することが検討された。これらの計画は最終的に2013年10月までに放棄され、市当局は展示ホール、会議ホール、コンサートホールなど、他の用途を検討し始めた。 2013年12月、サンクトペテルブルクの市知事ゲオルギー・ポルタフチェンコ (Georgy Poltavchenko) は、この建物がエルミタージュ美術館に譲渡されることを発表した。エルミタージュ美術館の責任者であるミハイル・ピオトロフスキーは、この建物を博物館の紋章の展示に利用されることを明らかにした。
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