ロシア陸軍における軍歴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 20:15 UTC 版)
「アレクサンドル・ドヴォルニコフ」の記事における「ロシア陸軍における軍歴」の解説
1992年から1994年、ドヴォルニコフは第6独立親衛自動車化狙撃旅団(英語版)の第154独立自動車化狙撃大隊を指揮した。1995年、第10戦車師団(英語版)の第248自動車化狙撃連隊の参謀長兼副連隊長となった。ドヴォルニコフは1996年に連隊長となった。1996年1月20日、軍事貢献勲章を授与された。1996年2月2日、勇敢勲章を授与された。 1997年、モスクワ軍管区に移り、第2親衛自動車化狙撃師団(英語版)の第1親衛自動車化狙撃連隊を指揮した。2000年から2003年、北カフカーズ軍管区において第19自動車化狙撃師団の参謀長、その後司令官を務めた。2000年5月6日、ドヴォルニコフは剣付き祖国貢献勲章第4級を授与された。ドヴォルニコフは2005年にロシア連邦軍参謀本部軍事アカデミー(英語版)を卒業した。 2005年、ドヴォルニコフはシベリア軍管区の第36軍(英語版)の副司令官兼参謀長になった。2008年、第5赤旗諸兵科連合軍を指揮した。2011年、東部軍管区の副司令官になった。2012年5月から2016年6月まで、中央軍管区の参謀長兼第一副司令官となった。2012年11月と12月、管区の臨時司令官を務めた。 2012年12月13日、中将になった。2014年12月13日、大将に昇進した。2015年9月、シリアにおけるロシアの軍事介入でシリアにおけるロシア軍の初代司令官となった。2016年5月17日、ロシア連邦英雄の称号を授与された。 2016年7月、南部軍管区の臨時司令官となった。2016年9月20日に正式に司令官に就任した。プーチン大統領からの命令によって、ドヴォルニコフは2020年6月23日に上級大将に昇進した。 2022年4月、ドヴォルニコフはウクライナ侵攻での軍事作戦の遂行を任された。少なくとも52人(ほとんどが女性、子ども、高齢者)が死亡したクラマトルスク駅へのミサイル爆撃はドヴォルニコフの指示であると考えられている。しかし陸軍と空軍の連携強化に失敗し続け、2週間以上も姿を確認できないことからアメリカ合衆国当局からはドヴォルニコフが更迭されたとの憶測が流れていると5月31日に報じられたほか、後任の総司令官にはゲンナジー・ジドコ(Gennady Zhidko)軍政治総局長が代わりに就任したとの推測さえ流れた。
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