レクラム文庫とは? わかりやすく解説

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レクラム文庫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/04/29 13:23 UTC 版)

レクラム出版社」の記事における「レクラム文庫」の解説

1867年創刊創刊から現在に至るまで文芸哲学自然科学社会科学など広範なジャンルの本を廉価人々提供しており、その活動ドイツ語圏の人々知識向上・教育拠り所ひとつになっている。そして、遠く離れた日本などでも、ドイツ語圏の文化触れるためには欠かせないほどのよく知られ存在となっている。またこのレクラム文庫は日本における文庫本発祥ともいえる岩波文庫モデルとなった現在のウニヴェルザール・ビブリオテークと呼ばれている黄色カバー文庫本出版元としても知られているレクラム出版社であるが、創業当時は、ドイツでは図書に関する著作権決まっておらず、廉価な価格人々に本をと思っても、本が出版できなかった。しかし1867年ドイツの国会で、著作権の保護期間著者死後30年とする法律決まりレクラム自由な出版ができるようになった記念すべき第一号はゲーテの『ファウスト』であった。他同時発刊としてゴットホルト・エフライム・レッシングの『賢者ナータン』、外国物であるウィリアム・シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』、他の作品登場した作品のジャンルも、文学哲学オペラ古典多岐にわたり、月に10冊というハイペース刊行。この文庫本普及により廉価人々に本が行き渡るようになり、ドイツ語圏の人々知識向上に貢献した。また学者文人からも熱烈な歓迎受けたその後刊行続け1959年には1000巻を数え、現在では約2800タイトル数える。

※この「レクラム文庫」の解説は、「レクラム出版社」の解説の一部です。
「レクラム文庫」を含む「レクラム出版社」の記事については、「レクラム出版社」の概要を参照ください。

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