リストに含まれる人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 18:11 UTC 版)
「ミロトボレッツ」の記事における「リストに含まれる人々」の解説
センターの代表によると、2014年10月には4500人がリストに掲載されていた。2015年12月16日には7500人まで増加し、2015年1月には9000人、2015年4月13日には3万人、2015年10月には4万5000人、2016年3月21日までに5万7775人、2017年1月27日までに10万2千人以上、2019年8月23日までに18万7千人に増加した。最も完全なデータベースには、クリミアの住民が含まれている。 2015年4月、ミロトボレッツは、ウクライナの作家オレス・ブジナとヴェルホーヴナ・ラーダ(国会)の元議員オレグ・カラシニコフの自宅住所を公開し、数日後に2人は暗殺された。 2017年9月12日、ミロトボレッツは、 ユーリヤ・ティモシェンコ(元ウクライナ首相で野党『全ウクライナ連合「祖国」』党首)をデータベースに追加した。追加理由としてミロトボレッツは、「「ウクライナ国境の違法横断。ウクライナ国境を守る職務を果たしている国境警備隊へのグループ内部からの暴行。ウクライナの市民権を持たない者によるウクライナ国境の違法横断の準備への参加。社会的に重要な情報の改ざん」と述べている。 2018年4月15日、シリアのバシャール・アル=アサド大統領の名前がウェブサイトに追加された。 2018年9月、ミロトボレッツは、ハンガリー市民権を不法に取得したザカルパッチャ州の住民がデータベースに含まれているとFacebookに投稿した。データベースには、ハンガリーのパスポートを取得したウクライナの公務員の地位にある者と地方議会のメンバー300人以上の名前が登録されていた。2018年10月11日、ハンガリーのシーヤールト・ペーテル外相は、「ウクライナ政府が、ウクライナとハンガリーの二重国籍疑惑の人物を掲載しているウェブサイトと何の関係もないというのは嘘だ」と述べ、ペトロ・ポロシェンコ大統領が「自身の人気を高める試みでこのヘイトキャンペーンを承諾している」と主張した。 2018年11月、元ドイツ首相のゲアハルト・シュレーダーが2014年のロシア連邦によるクリミア併合を擁護した後、ミロトヴォレッツはシュレーダーを「国家の敵」のリストに追加した。ドイツ外務省の広報担当官はこれに抗議し、ウクライナ政府にウェブサイトを削除するよう要請した。 ウェブサイトは、クリミア大橋(ロシアとクリミア半島をつなぐ同国のプロジェクト)の建設に関与したロシア人労働者のリストを公開した。 2022年のロシアによるウクライナ侵攻を受け、ミロトヴォレッツは「ウクライナの敵」リストに侵攻開始後に新ロシアの見解を表明していたオルバーン・ヴィクトル(ハンガリー首相)とゾラン・ミラノヴィッチ(クロアチア大統領)の名前を追加した。2022年5月27日、ミロトボレッツは、2022年5月23日にダボスで開催された世界経済フォーラムのスピーチで、ロシアと完全に敵対することはヨーロッパの安定を脅かすと示唆した元米国務長官のヘンリー・キッシンジャー(当時99歳)をリストに追加した。ミロトボレッツのサイトは、キッシンジャーが「ロシアのファシストのプロパガンダ」を広め、「ウクライナとその市民に対するロシア当局の犯罪の共犯者」として行動したと非難した。
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