リコール・事故・不具合とは? わかりやすく解説

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リコール・事故・不具合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 23:13 UTC 版)

K11複合型小銃」の記事における「リコール・事故・不具合」の解説

2010年5月31日から国内部隊への供給開始されたが、K11の不良率は47.5%にも及び、欠陥のため当初配備計画には届かず軍部隊への供給中断された。 2012年5月2日韓国防衛事業庁配備済み246挺を全量リコールし、撃発装置設計変更射撃統制装置弾薬起爆装置プログラム修正電磁波干渉による誤動作要因除去をする予定であると発表した2014年3月12日国防部関係者同日午前11時頃、京畿道漣川国防科学研究所試験射撃したK-11の信管爆発試験射撃中だった下士と、横で待機していた上兵など3人が破片負傷して国軍東病院治療受けているが生命には別状なく、正確な事故原因調査していると明らかにした。 2014年5月30日国防技術品質院が「K11複合小銃電磁波影響実験」を行ったところ、同機種の20ミリ空中炸裂弾知能型)は市販されている一般的な磁石近づけるとその磁気撃発信号誤認識して暴発する危険があることが確認された。 2015年1月22日防衛事業庁関係者のコメントとして「昨年11月にK-11小銃公開試演直後、軍に納品する予定だったK-11小銃の中から1丁を無作為選んで品質保証検査試験をしたところ、全6000発を発射する規定耐久性検査4000余発の発射ネジ緩み射撃統制装置亀裂現象発見された。製造上の欠陥可能性があり、納品中止した射撃統制装置製造業者現象調査しており、この作業が終わるまで納品中止されるだろう」との旨が報道された。 2015年4月1日防衛事業庁関係者は「国家科学研究院と技術品質院の主管で20mm空中爆発弾の弾薬対し電磁波影響確認実験をした結果低周波帯域(60Hz)の高出力(180dBpT)電磁波からの影響を受けること確認された」と明らかにした。これにより、製造済みの20mm弾薬15発余、240ウォン相当を全て廃棄しなければならない可能性があるという。また同年1月射撃統制装置亀裂現象は、部品生じた気孔よるもの発表された。 2015年5月12日防衛事業不正政府合同捜査団は、K11複合小銃射撃統制装置試験検査偽り納品代金受け取った疑い特定経済犯罪加重処罰法上の詐欺)で、軍需企業事業本部長ら3人を拘束起訴した明らかにした。部品メーカー試験装置無断変更し衝撃試験の際に規定3分の1エネルギーしか印加していなかった。 2019年4月防衛産業庁は、銃を50回以上射撃した場合リチウム電池内部圧力により爆発する可能性があることを報告した2019年12月4日開かれた124防衛事業推進委員会において、K11複合小銃事業最終的な終了決定された。

※この「リコール・事故・不具合」の解説は、「K11複合型小銃」の解説の一部です。
「リコール・事故・不具合」を含む「K11複合型小銃」の記事については、「K11複合型小銃」の概要を参照ください。

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