ラグビーサモア代表とは? わかりやすく解説

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ラグビーサモア代表

(ラグビー西サモア代表 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/14 04:57 UTC 版)

ラグビーサモア代表
ユニオン サモアラグビー協会
愛称 マヌ・サモア
エンブレム 南十字星
グラウンド アピアパーク
ヘッドコーチ トゥシ・ピシ
主将 テオ・マクファーランド
最多キャップ ブライアン・リマ (67)
最多得点選手 トゥシ・ピシ (245)
最多トライ選手 ブライアン・リマ (31)
ファースト
ジャージ
セカンド
ジャージ
初国際試合
 西サモア 0 – 6 フィジー 
(1924年8月18日)
最大差勝利試合
 サモア 115 – 7 パプアニューギニア 
(2009年7月11日)
最大差敗戦試合
 ニュージーランド 101 – 14 サモア 
(2008年9月3日)
ラグビーワールドカップ
出場回数 9 (1991年初出場)
最高成績 ベスト8(1991, 1995
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ラグビーサモア代表は、サモアラグビー協会によるラグビーユニオンのナショナルチームである。愛称は「マヌ・サモア」 (Manu Samoa) である。

概要

1997年7月まではラグビー西サモア代表と呼ばれていた。フィジートンガとともにパシフィック・トライネイションズを形成していた。

ウォークライはシヴァタウ

沿革

ワールドカップ1991年大会以来連続で出場しており、ベスト8が最高。

パシフィック・トライネイションズ1982年の第1回と最後の大会となった2005年など9回優勝している。1993年・1994年にはスーパーラグビーの前身大会となるスーパー10に出場した。

2006年からパシフィック・ネイションズカップに参加している。

2022年1月から、ワールドラグビーにより代表資格に関する新たなルールが加わった。これにより、他国代表としての出場から36カ月以上が経過した選手は、本人または両親か祖父母が生まれた国の代表に変更できることになった[1]。サモアのほか、フィジーやトンガなど南太平洋諸国の選手が経済的事情などで外国へ流出している状況への配慮となる[1]

新しい代表資格ルール適用により、2023年7月に開催のパシフィック・ネイションズカップには、クリスチャン・リアリーファノ(元オーストラリア代表26cap)やチャーリー・ファウムイナ(元ニュージーランド代表50cap)がサモア代表として出場した[2][3]

2024年7月11日、サモアラグビー協会は財政難を理由に、11月の国際試合期間中に、サモア代表の遠征を行わないことをワールドラグビーに通知した[4]。大きな原因として、スポンサー不足があるという[5][6]。(「2024年末のラグビーユニオン国際試合」を参照。)

2025年1月6日、サモアラグビー協会は、 2024年9月から停職処分を受けていたヘッドコーチのマホンリ・シュワルガー英語版 (Mahonri Schwalger) を、解任したことを発表した。

ワールドカップの成績

選手

現在の代表

サモア代表スコッド[7]

選手 ポジション 誕生日 (年齢) キャップ チーム
ピタ・アナエ・アスエ フッカー (1992-12-16) 1992年12月16日(32歳) 0 ヒューストン・セイバーキャッツ
ルテル・トライ フッカー (1998-06-01) 1998年6月1日(27歳) 6 ビアリッツ・オランピック
レイフ・シュヴェンケ フッカー (1994-10-15) 1994年10月15日(30歳) 0 リントン・ライオンズ
マイケル・アラアラトア プロップ (1999-02-18) 1999年2月18日(26歳) 18 ASMクレルモン
ブラッドリー・アミツアナイ英語版 プロップ (2000-10-04) 2000年10月4日(24歳) 0 ワラターズ
マルコ・フェプレアイ英語版 プロップ (1995-04-25) 1995年4月25日(30歳) 5 USコロミエ
アキ・セイウリ英語版 プロップ (1992-12-22) 1992年12月22日(32歳) 8 ユタ・ウォリアーズ
カイナン・シテイエ・トゥア プロップ (1997-08-28) 1997年8月28日(27歳) 0 ウェスタンシドニー・トゥーブルーズ
ティティ・ラモシテレ プロップ (1995-02-11) 1995年2月11日(30歳) 1[注釈 1] ハーレクインズ
ティエティエ・ツイマウガ英語版 プロップ (1993-08-05) 1993年8月5日(31歳) 8 USモントーバン
マイケル・カーリー ロック (1994-03-02) 1994年3月2日(31歳) 8 モアナ・パシフィカ
ベンジャミン・ニーニー ロック (1993-05-12) 1993年5月12日(32歳) 9 日本製鉄釜石シーウェイブス
サム・スレイド ロック (1997-08-28) 1997年8月28日(27歳) 6 モアナ・パシフィカ
マレサイリ・エラト ロック (2004-04-14) 2004年4月14日(21歳) 0 アピア・マリスト
セオ・マクファーランド () バックロー (1995-10-16) 1995年10月16日(29歳) 17 サラセンズ
イアコポ・マプ英語版 バックロー (1997-11-04) 1997年11月4日(27歳) 7 モアナ・パシフィカ
ニコ・ジョーンズ英語版 バックロー (2000-07-22) 2000年7月22日(24歳) 0 ワイテマタ
ジョナ・マウ英語版 バックロー (1998-07-28) 1998年7月28日(26歳) 3 ニューオーリンズ・ゴールド
オラジュワン・ノア英語版 バックロー (1989-12-28) 1989年12月28日(35歳) 5 シアトル・シーウルブズ
タレニ・セウ バックロー (1993-12-26) 1993年12月26日(31歳) 9 豊田自動織機シャトルズ愛知
メラニ・マタヴァオ スクラムハーフ (1995-11-19) 1995年11月19日(29歳) 21 モアナ・パシフィカ
ジョエル・ラム英語版 スクラムハーフ (2002-05-17) 2002年5月17日(23歳) 0 カンダベリー
コナー・トゥパイ英語版 スクラムハーフ (1999-12-08) 1999年12月8日(25歳) 0 サンディエゴ・リージョン
ロドニー・アイオナ フライハーフ (1991-08-17) 1991年8月17日(33歳) 10 シアトル・シーウルブズ
ディアンジェロ・レウイラ英語版 フライハーフ (1997-01-18) 1997年1月18日(28歳) 24 モアナ・パシフィカ
ジャコブ・ウマガ英語版 フライハーフ (1998-07-08) 1998年7月8日(26歳) 0[注釈 2] ベネットン
アファ・モレリ センター (2003-04-06) 2003年4月6日(22歳) 0 オークランド大学
メラニ・ナナイ英語版 センター (1993-08-03) 1993年8月3日(31歳) 2 バンクーバー・ハイランダーズ
ダンカン・パイアウア センター (1995-01-20) 1995年1月20日(30歳) 12 RCトゥーロン
ヘンリー・タエフ センター (1993-04-02) 1993年4月2日(32歳) 10 レッドハリケーンズ大阪
エリサペタ・アロフィポ ウイング (1997-11-12) 1997年11月12日(27歳) 2 ハンター・ワイルドファイアーズ
タウヌウ・ニウレバエア ウイング (2000-01-21) 2000年1月21日(25歳) 0  サモア
トゥナ・トゥイタマ英語版 ウイング (2000-02-25) 2000年2月25日(25歳) 4 モアナ・パシフィカ
ラトレリ・アーキング ウイング (2000-05-20) 2000年5月20日(25歳) 0 ウェスタンシドニー・トゥーブルーズ
トマシ・アロシオ英語版 フルバック (1992-01-26) 1992年1月26日(33歳) 8 アードモア・マリスト

※所属、 キャップ数(Cap)は2025年6月13日現在

歴代の主な代表選手

ワールドラグビー男子ランキング

上位30チーム(2025年5月26日時点)[8]
順位 変動* チーム ポイント
1  南アフリカ共和国 092.78
2  ニュージーランド 090.36
3  アイルランド 089.83
4  フランス 089.51
5  アルゼンチン 084.97
6  イングランド 084.73
7  スコットランド 082.36
8  オーストラリア 081.52
9  フィジー 080.07
10  イタリア 077.77
11  ジョージア 074.69
12  ウェールズ 073.39
13  日本 072.95
14  サモア 072.68
15  アメリカ合衆国 070.02
16  スペイン 067.34
17  ウルグアイ 067.06
18  ポルトガル 066.44
19  トンガ 065.46
20  ルーマニア 064.61
21  チリ 061.72
22  ベルギー 059.98
23  カナダ 059.49
24  香港 059.18
25  ナミビア 057.87
26  ジンバブエ 057.16
27  オランダ 057.01
28  ブラジル 056.53
29  スイス 055.26
30 1  ポーランド 054.06
*前週からの変動
サモアのランキングの推移

生のグラフデータを参照/編集してください.

出典: ワールドラグビー[8]
推移グラフの最終更新: 2025年5月26日

ワールドラグビーが発表するデータにもとづく。

週ごとのランキングにおいて最高ランクは7位で、2012年12月3日付から2013年2月4日付までの10週間、2013年3月18日付から同11月4日付までの34週間だった[9]

2023年7月22日に行われたパシフィックネーションズシリーズ日本代表戦にアウェイで勝利し[3]、2023年7月24日付ランキングで12位から10位に上昇した。2015年8月17日付以来およそ8年ぶりのトップ10入り[9]

脚注

注釈

  1. ^ アメリカ代表通算32キャップ
  2. ^ イングランド代表通算1キャップ

出典

  1. ^ a b 国代表資格変更が可能に。元NZ代表らに太平洋諸国が注目、元豪代表フォラウにはトンガ熱視線 - ラグビーリパブリック” (2021年11月25日). 2023年7月22日閲覧。
  2. ^ 代表資格規定変更&SR参戦 ラグビーサモア代表に吹く追い風 22日・日本代表戦 - スポニチ Sponichi Annex スポーツ”. スポニチ Sponichi Annex. 2023年7月22日閲覧。
  3. ^ a b 【サモア代表】指揮官、リアリーファノを絶賛。「いまも自身が進化しようと学び続けている。その姿が、若手にとってどれだけ大きいか」 - ラグビーリパブリック” (2023年7月23日). 2023年7月24日閲覧。
  4. ^ Samoa rugby facing 'significant financial challenges', withdraws from Europe tour” (英語). RNZ (2024年8月6日). 2024年10月23日閲覧。
  5. ^ Dropping the ball: Samoa's financial woes due to 'decisions taken by the union', World Rugby says” (英語). RNZ (2024年8月7日). 2024年10月23日閲覧。
  6. ^ OPINION : The cost and complexity of international rugby and the reality of small rugby unions!” (英語). Newsline Samoa (2024年8月30日). 2024年10月23日閲覧。
  7. ^ Son of All Blacks legend and Jacob Umaga receive Test call-ups as 11 uncapped players named in Manu Samoa squad . Planetrugby(2025年6月10日). 2025年6月13日閲覧。
  8. ^ a b Men's World Rankings”. ワールドラグビー. 2025年5月26日閲覧。
  9. ^ a b Data:Men's World Rugby rankings.tab - Wikimedia Commons” (英語). commons.wikimedia.org. 2023年7月24日閲覧。

関連項目

外部リンク




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