ユカリン【ユカリン】(観賞樹)
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登録番号 | 第4946号 |
登録年月日 | 1996年 2月 27日 | |
農林水産植物の種類 | ハイビスカス | |
登録品種の名称及びその読み | ユカリン よみ:ユカリン |
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品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | 2005年 3月 1日 | |
品種登録者の名称 | 仙田邦利 | |
品種登録者の住所 | 愛知県丹羽郡大口町河北二丁目350番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 仙田邦利 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「アマン」の枝変りであり,花色は基部が濃赤で外側が黄ピンクのロート型の一重咲きで,鉢物用の小輪花である。 樹皮の亀裂の形は線状,色は灰,枝の粗密は密である。成葉全体の形は広卵形,葉身先端の形は鋭尖形,基部の形は鈍形,葉縁の形は二重鋸歯,葉身の長さは中,幅はやや狭,新葉及び成葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3708),斑の有無は無,新葉及び成葉表面の光沢は中,毛は無,葉脈の形は掌状型,葉柄の長さ及び太さは中,色は暗灰緑褐,托葉の形は線状披針形,長さは長である。花冠の向きは横向き,開き方はロート型,タイプは一重咲き,花弁の重なりは重なる,花冠の長径は小である。つぼみの色は浅黄緑(同3103)で先端が鮮ピンク(同0404),単色・複色の別は二色,複色のタイプはバンド,バンド1の色は濃赤(同0409),2の色は黄ピンク(同1003),脈の明瞭さは明瞭,バンド1の幅は狭,2の幅は広,花弁全体の形は靴へら型,ねじれは無,長さ及び幅は中,数は少,光沢は無である。ずい柱の弁化の有無,曲がりは無,太さ及び長さは中,色のタイプは二色,基部の色は濃赤(同0409),中間部及び先端の色は淡ピンク(同0402),先端裂片の数は5裂,花柱枝の色はピンク,毛は有,柱頭の色は赤,花糸の長さは長,色はピンク,やくの色は黄である。花柄上部の太さは中,長さは短,色は緑,花柄下部の太さ及び長さは中,色は緑である。副がく裂片の形は披針形,副がくの開放の方向は接着,色は濃緑,がく筒全体の形は鐘形,がく筒の基部から先端までの長さは中,色は淡緑,がく裂片の形態は鋭形,切れ込みは中裂,毛は無,花の香りは無である。 「アマン」と比較して,バンド2の色が黄ピンクであること,花糸の色がピンクであること,花柄上部の太さが細いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者の温室(愛知県丹羽郡大口町)において,昭和61年に「アマン」の枝変りを発見し,以後,挿木繁殖による増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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