メスティーソとマヤ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 16:22 UTC 版)
今日ではベネズエラ全般のものとみなされているメスティーソ文化を起源とする通常の料理としては、揚げたトウモロコシのトルティーヤに豆とシュレッド・チーズを載せたガルナチャス、トウモロコシと鶏肉ないし類似の肉から作られたタマル、トウモロコシ生地で豆または味付けした細切れの魚肉を包にで揚げて、玉ねぎのピクルスをトッピングしたものとみなせるエンパナーダなどがある。 マヤ料理でもっとも有名なものは「カルド (Caldo)」と呼ばれる。コマルで焼かれ、他の食品(肉、豆、その他)を包むために使われるトルティーヤは、一般的で、おそらくもっともよく知られた先コロンブス期のメソアメリカの食品である。タマルはトウモロコシ生地で作られており、多くの場合、詰め物が詰められており、トウモロコシの皮(包葉)でくるまれて蒸される。アトーレとポソレはどちらも液状の薄粥のような料理で、粉砕したトウモロコシ(ホミニー)と水を混ぜて作ったものだが、前者は密度が高く、飲み物として供され、後者は粒のままのトウモロコシとチキンブイヨンが入っている。これらの料理はそのまま食べることもできるが、風味を多様化するために蜂蜜、唐辛子、肉、魚介類、カカオ、ワイルド・オニオン、塩などが足されることもある。 うずら豆、赤豆、黒豆などの複数の豆類が栽培された。トマト、唐辛子、アボカド、ラモンの木、グアバ、グアナバナ、パパイア、パイナップル、カボチャ、サツマイモなどの果物を含む栽培植物は全体的な食生活で活用された。バニラ、エパソーテ、ベニノキ(種子がアナトー色素の原料でそのまま挽潰して使う))、カネラ、メキシカンペッパーリーフ、アボカドの葉、ニンニクカズラなどのさまざまなハーブ類が栽培され、利用された。
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