ムナクの村の住人および関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 09:08 UTC 版)
「乙嫁語り」の記事における「ムナクの村の住人および関係者」の解説
ライラとレイリ(第3の乙嫁) アラル海沿岸の村に暮らす、双子の姉妹。非常にエネルギッシュで騒がしい。素潜り漁をして家計を助けているが、家事やコツコツこなすような裁縫などは苦手。 年頃になり、やや妄想気味に玉の輿を夢見ていたが現実には勝てず、父親同士の話し合いの末、サマーンとファルサーミの兄弟(後述)と結婚することになる。しかし肝心の婚約の組み合わせについては、互いの父親ともに忘れていたが、試しにライラとサーム、レイリとサーミという組み合わせでデートをしてみた結果、カップルが成立した。双子たちはお互いに「自分の夫の方がいい相手だった」と思っている様子。 ライラとレイリの父親 屈強な漁師で、娘時代のミナが嵐に流された時、彼女が乗っていた小舟ごと抱え上げて救出したという逸話の持ち主。双子の激しすぎるいたずらには、問答無用で鉄拳制裁を下す。 ミナ ライラとレイリの母親。勝気でパワフルな美女。双子のしつけは気迫で押し切る。 少女時代、危難にあった自分を、力任せに救出した青年の男らしさに一目ぼれして恋い焦がれ、見かねた父親が相手先に相談に出向いたのが夫との馴れ初めという情熱家。双子の婚約が決まってからは、家事嫌いの娘たちにスパルタ式の花嫁修業を施した。 ライラとレイリの祖父 元気だが、体がついて行かない様子。脱臼気味だった肩をスミスに治療してもらい、年甲斐もなく大はしゃぎしていた。 ライラとレイリの祖母 元気の有り余っている双子を、上手に手玉に取るおばあちゃん。その昔語りによると、若き日はなかなかの美少女だった上、恋愛上手でもあったようである。 サマーン(兄)とファルサーミ(弟) 通称サームとサーミ。双子の幼馴染で、喧嘩相手。父親同士の話し合いの末、ライラとレイリを妻に迎えることになる。 兄弟ともに現実的な性格で、双子との結婚もやや達観気味に受け入れた。その一方で、裕福とはいえない自分たちのところに嫁に来てくれたことには感謝しており、双子たちに振り回されながらもそれぞれなりに妻を気遣っている。 サマーンとファルサーミの父親 漁師。ライラとレイリの父親とは昔馴染みかつ、遠慮のない喧嘩もする仲。その家計は「海水よりしょっぺえ」らしい。青年時代、ある策略を仕掛けられて現在の妻と結婚することになった。
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