ミルク (アイドルグループ)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ミルク (アイドルグループ)の意味・解説 

ミルク (アイドルグループ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/18 11:41 UTC 版)

ミルク
出身地 日本
ジャンル アイドル歌謡
活動期間 1979年 - 1980年
レーベル CBS・ソニー
ワーナー・パイオニア
メンバー

ミルク (MILK) は、1979年から1980年にかけて活動した日本の女性アイドルグループ。

メンバー

人物・来歴

テレビ番組、『ちびっこ歌まねベストテン』(東京12チャンネル〈現:テレビ東京〉)の出演者で結成された小学生3人によるアイドルグループ(ただし、解散時は大森絹子のみ中学生になっていた)。

愛称にはそれぞれミミ(小畑和美)、ルミ荻野目洋子)、クミ大森絹子)が与えられており、3人の頭文字を繋げるとミルクになる。

番組で審査員をしてた作曲家の竜崎孝路や番組スタッフにより、チャンピオンになった女子小学生3人を番組でのマスコットガールのような形で結成された[2][3]。当初は番組内のみでの活動だったが、番組でメドレーを歌っていたのを当時ラブサウンズ音楽出版を経営していた平哲夫[4]がたまたま見かけたことで、ミルクは平の事務所に所属することになり、『ちびっこ歌まねベストテン』が1978年12月で終了した後、1979年4月に『ザ・あれから いちねん』でCBS・ソニーからレコードデビューした[3]。CBSソニー的にはミルクはキャンディーズの解散1周年を記念して結成されたという触れ込みで、デビュー曲もキャンディーズのメドレーソングという企画物だった[2][5]

結成2年目の1980年8月にはワーナー・パイオニアに移籍して、2枚目となるシングルレコード『リトル・キッス』がリリース、平のプロデュースにより[6]、夏休み期間に音楽番組やイベントに出演してさらに本格的に売り出そうとした矢先に、ルミの荻野目洋子が芸能活動をやめたいと申し出る[2]。小学6年生の夏休みが終わったので今後は大好きな学校を休みたくないという理由だった[7]。ルミが抜けたことでグループのバランスが変わり、メンバーの補充も難しいと判断されてミルクは解散となった[2][3]

ディスコグラフィ

シングル

  1. ザ・あれからいちねん(1979年4月1日) ※トリビュート企画として発売されたキャンディーズ・ヒットメドレー(年下の男の子~あなたに夢中~ほか)。 作詞・千家和也山上路夫ほか、作曲・穂口雄右森田公一ほか、編曲・竜崎孝路 CBS・ソニー 06SH-473
    (C/W) ありがとうパパ ※作詞・児玉定則、作曲・竜崎孝路、編曲・竜崎孝路
  2. リトル・キッス(1980年8月1日) ※作詞・湯川れい子、作曲・馬飼野康二、編曲・竜崎孝路 ワーナー・パイオニア L-358W
    (C/W) クリスタル・マイ・ラブ ※作詞・KAZUO、作曲・竜崎孝路、編曲・あかのたちお

コンピレーション・アルバム

  1. スマイル・スペシャル・エディション(1997年7月25日) wea japan WPC6-8350
    リトル・キッス (track.1)
    クリスタル・マイ・ラブ (track.15)
  2. アイドル・ミラクルバイブルシリーズ(ガール・グループ) (2009年5月26日) Sony Music Direct(Japan).Inc DYCL-131
    ザ・あれからいちねん (track.1)
    ありがとうパパ (track.2)

脚注

出典

  1. ^ a b c "セブンティーン" 集英社 1980年9月23日号、p.24
  2. ^ a b c d 「IDOL'S INTERVIEW 荻野目洋子」『洋泉社MOOK 80年代アイドルカルチャーガイド』洋泉社、2013年、p.56
  3. ^ a b c 田崎健太「ライジング社長・平哲夫の告白「僕が荻野目洋子に全てを賭けるまで」 佐倉のルミ(2020年5月16日) 2023年3月21日閲覧
  4. ^ 田崎健太「ライジング社長・平哲夫の告白「僕が荻野目洋子に全てを賭けるまで」 ポスターも自分で貼った (2020年5月16日) 2023年3月21日閲覧
  5. ^ 「B級グループからの脱出」『決定版一発屋大全』宝泉薫編著、彩流社、2001年、p.108
  6. ^ 「ヒット曲を作り続けることが、目標であり原点 ライジングプロダクション代表取締役 平哲夫」『Quick Japan』Vol,139、太田出版、2018年、p.185
  7. ^ 「私の地図 荻野目洋子」『週刊現代』2018年3月31日号、p.72

「ミルク (アイドルグループ)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ミルク (アイドルグループ)」の関連用語

ミルク (アイドルグループ)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ミルク (アイドルグループ)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのミルク (アイドルグループ) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS