ミュージシャンズ・ミュージシャンとしての評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 05:42 UTC 版)
「スーパーグラス」の記事における「ミュージシャンズ・ミュージシャンとしての評価」の解説
2005年、ミュージシャンの投票によって受賞者が決定するMUSOアワーズにおいて、ギャズは最優秀男性ヴォーカリストに選ばれている。このエピソードからわかるように、スーパーグラスはミュージシャンの間での評価が高いことで知られている。 ヴァインズのクレイグ・ニコルズ:「理想的な成長をしていて尊敬できるバンド」 アークティック・モンキーズ:「スーパーグラスは素晴らしいライヴ・アクトだ。俺たちの大好きなアーティストだよ。一緒にプレイするのを楽しみにしてる」 オアシスのリアム・ギャラガー:2009年のインタビューで、ブリットポップについて「ひでえバンドも山ほどいた。たぶんまともなのと言ったら、オアシスとスーパーグラスくらいで…その他の連中はただのパロディさ!スーパーグラスはまさにブリットポップって感じだよな」と発言している。 ブラーのデーモン・アルバーン:スーパーグラスがデビューして間もない頃に「このバンドは間違いなく今年のNO.1 UKバンドになる」と断言し、ブラーのロンドン公演のサポートアクトに抜擢するなど、彼らがブレイクするのに一役買っている。 ブルートーンズのマーク・モリス:「スーパーグラスについては一日中でも話せるよ!ものすごくいいバンド」 元ジェリーフィッシュのジェイソン・フォークナー:「ギャズはマジックを持ってる」「スーパーグラスのファーストは最高だったろ?あれぞ真のパワー・ポップだと思うな」 キュアーのロバート・スミス:「オールライト」について、「頭がおかしくなるくらいハッピーで泣きそうになる!」と、お気に入りの曲に挙げている。またフェスで共演した際には「お前たちを見てると俺らの若い頃を思い出す」とメンバーに声をかけたという。 ゲイ・ダッドのクリフ・ジョーンズ:「僕が一番好きなイギリスのバンドはスーパーグラスなんだ。彼等もトリオなのに、あれだけ凄いサウンドを作れるのは驚きだよ。実はこの前ダニーが『新しい方向性を模索中なんだ』なんて言うから、思わず『お願いだ!君たちは最高なんだよ!今のままで最高なんだから変わらないで欲しい』って言ったんだ(笑)。彼らには本当に大きな影響を受けたからね」 くるり:くるりのメンバーはスーパーグラス好きを公言している。フロントマンの岸田繁は、「スーパーグラスは歌とベースが凄く好きなんです。ベーシストの名前すら知りませんが、彼の演奏を聴いてると、一聴地味なベースが、なんかロック音楽のバンド演奏への夢(?)を奏でてくれていたというか、知らん間に背中を押されていました。歌詞が英語なので意味は分かりませんが、歌ってる彼の声を聴くと、なんか先輩に憧れるみたいな変な気持ちになりました。うまいこと説明できませんが、ほんまに好きなバンドでした。(解散は)別に悲しくないけど、死ぬまでたまに聴き続けると思う」とコメントしている。2012年のシングル「everybody feels the same」には、オアシス、ブラー、ハッピー・マンデーズと並んでスーパーグラスが歌詞に登場している。 ストレイテナーのホリエアツシ: 「スーパーグラスは青春のひとつ」と、リスペクトを表明している。ギャズとの対談の際には、「ソロを聴いても思うけど、ギャズはすごく音楽が好きな……もちろん、自分もアーティストだから、その視点から見て、すごく音楽が好きなアーティストだなと思いますね。それはスーパーグラスの時もアルバムが出るごとにちょっと作風が変わったりとか、新しい音になったかと思えば、ちょっと古い音に移っていったりとか。それがホントに音楽を楽しんでるっていうのを感じるというか」とコメントしている。 フー・ファイターズ、レディオヘッド、オアシス、ブラーといったバンドは、たびたびスーパーグラスを自らのツアーのサポートアクトに起用している。また、スーパーグラスはコールドプレイやアークティック・モンキーズといった後輩バンドからのサポートアクトのオファーも快く引き受けている。 スウェードのブレット・アンダーソンは、「過小評価されているバンド」にスーパーグラスを選んでいる(ちなみに「過大評価されているバンド」にはレディオヘッドを選んでいる)。 マイ・ケミカル・ロマンスのジェラルド・ウェイは、スーパーグラスを含めたブリットポップから多大な影響を受けており、ソロデビュー後にギャズと対談している マルーン5のジェシー・カーマイケル、ファラーのジェズ・アシャースト、リトル・バーリーのバーリー・カドガン、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文と喜多建介は、フェイヴァリット・バンドとしてスーパーグラスの名前を挙げたことがある。 フラテリス、カイザー・チーフス、クークスなど、2000年代のロックンロール・リバイバル以降のバンドはスーパーグラスからの影響を指摘されることが多い。リバティーンズのカール・バラーは、自身が影響を受けた曲としてスーパーグラスの「シッティング・アップ・ストレート」を選んでいる。
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