美ツ紫【ミツムラサキ】(観賞樹)
登録番号 | 第14017号 | |
登録年月日 | 2006年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | つつじ | |
登録品種の名称及びその読み | 美ツ紫 よみ:ミツムラサキ | |
品種登録の有効期限 | 30 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 半田マサ子 | |
品種登録者の住所 | 栃木県河内郡河内町大字下田原1009番地6 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 半田マサ子 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、トウゴクミツバツツジの変異株から育成されたものであり、花は開いた漏斗形、鮮紫ピンク色のやや小輪で、鉢物及び庭園向きの品種である。樹姿枝張りは狭株立状、樹高はやや矮性、2年枝の太さはやや細、色は暗褐、主枝の粗密は中である。春葉全体の形は広卵形、先端の形は鋭尖頭、葉脚は鈍脚、葉身長はやや短、最大幅は中、葉柄長は短、新葉表面の色は淡緑、春葉表面の色は緑、斑入りは無、表面の光沢は弱、表面の毛じの色は白、葉の着生方向は水平である。花の向き姿勢は横向き、つぼみの形は狭楕円、花形は開いた漏斗形、花のタイプはシングルホースインホース、花冠の切れ込みは深い、花冠上半の形は倒披針形、下半の形は狭披針形、裂片の先端の形は広く尖る、重なり合いは浅く重なる、縁の波形状は弱、花の直径はやや小、切開いた最大幅は中、縦幅はやや短である。花色の発現は一色型、絞り模様は無又は極微、底白の現れ方、白覆輪及び縁紅・爪紅は無、濃淡模様は有、内側の主色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、花喉部のブロッチは中、形は斑点、色は明赤紫(同 9506)である。雄ずい及び雌ずいの型は花弁化しない、花柱の色は淡赤、柱頭の色は赤がくの有無は無である。葉の持続性は落葉、開花期の早晩は中、四季咲性は無である。「八重咲きコバノミツバ」と比較して、花形が開いた漏斗形であること、花のタイプがシングルホースインホースであること等で、「トウゴクミツバツツジ」と比較して、花のタイプがシングルホースインホースであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成5年に育成者の庭園(栃木県河内郡河内町)において、トウゴクミツバツツジの開花株の中に二重咲きの株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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