マローダー125
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「スズキ・マローダー」の記事における「マローダー125」の解説
1998年に発売された排気量125ccクラスのアメリカンバイク。モデルネームはGZ125。 エンジンはGN125に搭載された124cc空冷単気筒4サイクル・SOHC2バルブを搭載する。最高出力12ps/9,000rpm。車体はマローダー250とほぼ共通で125ccクラスとしてはかなり大柄である。マローダー250と同等の車体で搭載エンジンの最高出力は12psとマローダー250の6割程の馬力に留まるため、エンジンの非力感は否めないが125ccモデルならではの燃費の良さがある。大型燃料タンク(14L)を搭載しており、一回の給油で長距離の運行(ツーリング時の平均燃費をリッター40km - 45kmとして、約560km - 630kmの運行)が可能となっている。 日本国内での販売は2000年代に入って早々に終了している。税抜き希望小売価格336,000円。販売自体あまり芳しいものではなかったため、中古市場に出回っている車両は少ない。 マローダー125の欧州仕様(GZ125)は、エンジンおよび主要部品をスペインへ輸出し、現地で組み立てた上で販売されている。普通自動車免許で125ccバイクの運転ができる欧州圏においてGZ125の販売はそこそこ好調であり、2000年代半ばには現地の排気ガス規制であるEURO-IIIに対応するため、キャブレターに代わってフューエルインジェクションが装備された。欧州仕様は2011年式がモデルイヤーとしては最終型となるものの、スペインでは2013年までラインナップされていた。 なお、中国でOEM生産および販売される「スズキ・GZ125」は、機種名は同一ながらGN125系の派生モデルであり、マローダー125とはまったく別の車種である。
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