ポスト三オン時代とは? わかりやすく解説

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ポスト三オン時代(1990年代 - )

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 08:35 UTC 版)

勘定系システム」の記事における「ポスト三オン時代(1990年代 - )」の解説

10年ごとにシステム全面的に刷新してきた銀行業界だが、第三次オンラインシステム完成によって、オンラインシステムは一応の完成見せバブル崩壊後景気低迷もあって銀行業界は、大規模なシステム刷新に慎重となった第三次オンラインシステム設計想定寿命10年前後であったにもかかわらず銀行大規模投資控え既存システム保守改良続けるのみだった。しかし、第三次オンラインシステム構築時においても、都銀の間でさえ実装された機能には差異があり、顧客サービスに差がつきはじめていた。1980年代システム構築で、プラットフォーム転換行った住友銀行(現 : 三井住友銀行)や、合併対応のために1990年代からシステム刷新行ったあさひ銀行(現 : りそな銀行埼玉りそな銀行)などが代表的で、運用コスト削減目的北海道拓殖銀行破綻)や大和銀行(現 : りそな銀行)なども積極的なシステム投資行ったまた、実質的に本店機能大阪から東京移転していた三和銀行(現:三菱UFJ銀行)は、首都圏での営業基盤強化のために、ATM稼働時間延長させるために大規模なシステム投資継続し富士銀行(現 : みずほ銀行)や三菱銀行(現 : 三菱UFJ銀行)も、他銀行との競争システム投資強化していった。 一方で合併対応のためにシステム更新が間に合わなかったさくら銀行(現 : 三井住友銀行)や、第一勧業銀行などの銀行では、ポスト三オン時代においてはシステム改良進まずサービス面での競争力低下していった。このように、ポスト三オン時代では、1980年代までほぼ横並び構築されていたシステムが、銀行間において差が開く時代となり、システム優劣着実に銀行経営影響与え始めていた。

※この「ポスト三オン時代(1990年代 - )」の解説は、「勘定系システム」の解説の一部です。
「ポスト三オン時代(1990年代 - )」を含む「勘定系システム」の記事については、「勘定系システム」の概要を参照ください。

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