ボストンの仁徳陵出土品とは? わかりやすく解説

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ボストンの仁徳陵出土品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 21:17 UTC 版)

大仙陵古墳」の記事における「ボストンの仁徳陵出土品」の解説

アメリカボストン美術館仁徳天皇陵出土とされている銅鏡環頭大刀などが収蔵されている。これらの品は、1908年明治41年)には既に博物館所蔵されていたようで、梅原末治によって紹介されている。 鏡は細線式獣帯鏡で、青龍白虎玄武朱雀などの霊獣を細線で表しており、後漢製の舶載鏡推定される。しかし、百済武寧王陵から同種の鏡が発掘され中国南朝での製品という可能性もある。また、この鏡は、百済王より七支刀同時に奉られ七子鏡であるとする説もある。 大刀は、刀身折れて欠失しており、長さ23センチの把(つか、柄)と環頭(柄頭)が残っている。環頭は鋳銅製、金鍍金で、環の内側には竜の頭部を表し、環には双竜浮き彫りにしている。把には連続した三角形中に禽獣浮き彫りにした帯状飾り金具付けている。この類似品朝鮮半島南部新羅任那古墳から出土している。 宮内庁書陵部研究によると、これらの出土品は、ボストン美術館中国・日本美術部勤務であった岡倉覚三天心)により、1906年明治39年)に京都購入され可能性が高いという。また、実年代は「6世紀第1四半期中心とした時期」であり、古墳築造時期とずれがあるという。

※この「ボストンの仁徳陵出土品」の解説は、「大仙陵古墳」の解説の一部です。
「ボストンの仁徳陵出土品」を含む「大仙陵古墳」の記事については、「大仙陵古墳」の概要を参照ください。

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