ボストンのマザー・グースとは? わかりやすく解説

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ボストンのマザー・グース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 23:25 UTC 版)

マザー・グース」の記事における「ボストンのマザー・グース」の解説

一時期アメリカではマザー・グース実在するアメリカ人である」という説が広まった。その説によればマサチューセッツ州ボストンチャールズタウン1665年生まれたエリザベス・フォスター (Elizabeth Foster) という女性がいて、1682年17歳でアイザック・グース(Isaac Goose家名異説1:バーグース;Vergoose 、異説2:バーティグース;Vertigoose )という男性後添えとして結婚しそれ以降はエリザベス・グースを名乗ったとも、夫の家名加えてエリザベス・フォスター・グースを名乗ったとも伝えられている。夫婦は6人の子供を儲け、4人を無事に育て上げたという。18世紀初頭になると、エリザベスは孫達に童謡語って聞かせるお婆さんになっていた。彼女は夫に先立たれたのち、1719年に英語の童謡集『子供たちのためのマザー・グースメロディ』という本を出版しここからマザー・グース」が伝承童謡総称として広まったというのである1758年死去93歳没)。この説は後述する北原白秋自著まざあ・ぐうす』の端書はしがき)で事実として触れている。 1690年42歳亡くなったという生年不明ボストン住まいのメアリー・グース (Mary Goose) なる別の女性挙げる異伝もあるが、メアリー情報にはおかしな所があり、左に画像示した墓碑銘にあるとおりの1690年亡くなったのなら、1719年に本を出すことは叶わない。したがって有力視されてきたのはエリザベスのほうで、メアリー言及しない資料が多い。 しかしながらそもそも全て作り話であったその事実は、エリザベス曾孫に当たるジョン・フリート・エリオット (John Fleet Eliot) という人物によって明らかにされた。上述のようなタイトル書物存在せず1860年ボストン新聞匿名投書されたことから広まったということであった

※この「ボストンのマザー・グース」の解説は、「マザー・グース」の解説の一部です。
「ボストンのマザー・グース」を含む「マザー・グース」の記事については、「マザー・グース」の概要を参照ください。

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