プロトタイプグフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 23:42 UTC 版)
『MSV』で詳細な設定が掲載された(「設定の経緯」を参照)。 地上用のMS-06J ザクIIを原型としており、試作は3か月で行われた。グフの試作1, 2号機の仕様で、細部はのちの量産型と異なる。モノアイは360度の全周型になっており、背部ランドセルはメイン・スラスター3発、コックピット・ハッチは3面式で、ザクII同様脚部の動力パイプが露出している。 本機から脚部に補助推進機が装備されたとされるが、外観上確認できるのはYMS-07Bからである。塗装はカーキ色を基調に、一部黒と白で塗られており、腹部、左足、シールドに "2" の番号が記された機体が有名である。グフ飛行試験型の開発には、3機がベース機として使用されている。 設定の経緯 画稿の初出は『MSV』の企画以前に発行されたムック『TV版ストーリーブック2』で、グフの準備稿(2つあるうちの2番目)をリファインしたものだが、「青い塗装ではないグフ」という旨のキャプションが添えられるのみであった。その後の『講談社のポケットカード8』では「グフ試作タイプ」の名称で掲載された。 型式番号は『MSV』初期の設定では "YMS-07" とされており、のちに "YMS-07A" に改められるが、開発系統図ではYMS-07からYMS-07AとYMS-07Bに枝分かれしている資料もある。
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