設定の経緯(スペース・コロニー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 23:11 UTC 版)
「サイド (ガンダムシリーズ)」の記事における「設定の経緯(スペース・コロニー)」の解説
第1作『機動戦士ガンダム』の初期の企画ではロボットは登場しない予定であったが、スポンサーの要請により方針を転換し、「モビルスーツ (MS)」が生み出された(詳細は「機動戦士ガンダム#企画の経緯」および「モビルスーツ#設定の経緯」を参照)。もともと同企画の舞台は宇宙であったが、遠くても月までを想定しており、宇宙ステーションなどが活躍の舞台になる予定であった。しかし、MSの身長が18メートルと設定され、その中には入らなくなりスタッフは頭を抱えた。何かいいものがないか探し回った結果、神田の三省堂書店あたりで朝日小学生新聞の編集部による宇宙関係の本の中からジェラルド・オニールが考案した円筒形のスペース・コロニー(オニール・シリンダー)を見つけた。直径数キロメートルのコロニーであればMSが入るため、同作品に取り入れることとなった。また、美術担当の中村光毅がすでに専門の洋書を所有していたため、すぐにコロニーのデザインが起こされた。 結局、『機動戦士ガンダム』ではスペース・コロニー内部での戦闘は、第1話のサイド7を除けばほとんど人の住んでいないテキサス・コロニーのみであった。しかし、続編の『機動戦士Ζガンダム』以降ではコロニー内での戦闘が多く描かれた。
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