フランス法系学校として設立とは? わかりやすく解説

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フランス法系学校として設立

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 01:53 UTC 版)

東京法学校」の記事における「フランス法系学校として設立」の解説

東京法学校前身は、1880年明治13年4月開設され東京法学社である。フランス法流れを汲む金丸鉄伊藤修薩埵正邦堀田正忠元田直ら7名の法律家司法省関係者によって創立されたもので、「教師聘し専ら我国の新法講じ、又仏国法律講義す」る講法局と「上告控訴初審の詞訟代言務め、又代言生を陶冶す」る代言局で構成されていた。つまり、学内弁護士事務所置いて学生弁護士業務を体験させるリーガル・クリニックを備えた現代法科大学院原型と言えるのであるが、同年5月に「代言人規則」(現在の弁護士法に相当)が改正され代言人組合以外に「私に社を結び号を設け営業為したる」代言人懲戒対象となったため、代言局での実務教育続行できなくなった。そのため、東京法学社講義中心通常の法律学校としての性格強め薩埵中心となって1880年明治13年9月12日に「開校」、翌1881年明治14年5月には講法局が独立して東京法学校」と改称した司法省司法省法学校関係者による支援受けて設立され東京法学校では、在野色・自由民権色の極めて強い明治法律学校対抗し校則中「本校に於て政事に関する事項一切之を講ぜず」と強調し初代教頭となった御雇教師ボアソナード1895年まで)を始めとして講師のアッペール・富井政章堀田正忠高木豊三ら、司法省関係者全面的支援行い官学的な位置づけなされた。このこともあって、同じ神田所在する本校明治法律学校とは「司法書生」の獲得めぐって競合関係にあり、熾烈な授業料値下げ競争のため共倒れ危惧されたため、明治10年代の末に至って両校は和議を結びようやく抗争終結した

※この「フランス法系学校として設立」の解説は、「東京法学校」の解説の一部です。
「フランス法系学校として設立」を含む「東京法学校」の記事については、「東京法学校」の概要を参照ください。

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