フェイクニュース・デマ動画拡散
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 11:54 UTC 版)
「2022年ロシアのウクライナ侵攻」の記事における「フェイクニュース・デマ動画拡散」の解説
侵攻以後のTwitterなどのSNSでの投稿の内、アメリカの戦闘機F-16をロシアの戦闘機とする動画や、2020年の軍事パレードの練習風景の映像、2016年制作のロシアのパラシュート部隊の映像、2011年のリビア国軍の戦闘機がベンガジで反政府組織に撃墜された際の映像、発電所への落雷を空爆の映像と称したこと、中国語話者が2020年ベイルート港爆発事故の映像を「プーチン大王がウクライナを攻撃」と説明したことについてBBCは、全てフェイクニュースやデマであるとした。 日本でも一部メディアが海外記事元の真偽不明な記事を取り上げた事例も発生している。『中日スポーツ』は2月25日付で、イギリスのタブロイド紙『デイリー・メール』が情報元とした「チェルノブイリ原発、再び放射能汚染の危機か ロシア軍が反応炉と核廃棄物の貯蔵施設を破壊、放射能レベル上昇の報道も」との記事を、また、3月11日にロシアの政府系メディアであるスプートニクを情報元とした「米国がウクライナで「日本の731部隊似」の研究 露通信社報じる」との記事をそれぞれ自社サイトやYahoo!ニュースなどに配信した。これに対してジャーナリストの藤代裕之は、「取材による新たな情報がないまま掲載した『こたつ記事』だ」としてメディア・リテラシーの面で批判している。Yahoo!ニュース及び『中日スポーツ』はスプートニク発の記事を削除した。 ルポライターの清義明、アメリカのユダヤ系のニュースメディアである「フォーワード」紙等は、ウクライナのおける極右民族主義(ウルトラナショナリズム)の政治組織・軍事組織と、ウクライナ政府による長年の汚職問題がホワイトウォッシュされている事を指摘した。 ウクライナのYouTuber、ヴォロディミル・ゾールキンによると、インタビューを受けた200人のロシア兵捕虜の中には「黒い制服を着た奴(アゾフ連隊)はナチス」「ウクライナはナチスばかりで捕虜になると拷問される」など、ウクライナとナチスを関連付ける回答をした者もいるという。 詳細は「ウクライナにおける「ネオナチ問題」」を参照
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