ピンクアミュレット【ピンクアミュレット】(草花類)
登録番号 | 第14618号 | |
登録年月日 | 2006年 12月 14日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | ピンクアミュレット よみ:ピンクアミュレット | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | カネコ種苗株式会社 | |
品種登録者の住所 | 群馬県前橋市古市町一丁目50番地12号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 石澤明登 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「スターゲイザー」にLilium candidumを交配して育成されたものであり、花はやや大輪の鮮紫ピンク色で縁部が淡紫ピンク色のヤマユリ型の切花向きの品種である。草丈は100~129㎝、茎の直径は5.0~9.9㎜、上部及び下部の色は淡褐、中部の色は褐、毛じは無、節間長は茎の中央部は10~19㎜、止葉下は20~39㎜である。葉序は3/8、葉の全体の形は広披針形、ねじれは無、葉幅は20~29㎜、葉長は6~8㎝、葉の光沢は無、葉数はやや多、葉の着生角度は60~89゜である。つぼみの形はⅡ型、花の向きは60~ 89゜、花房の形状は総状花序、全体の形はヤマユリ型である。花径は150~179㎜、内花被の幅は50~59㎜、長さは9~12㎝、外花被の幅は20~29㎜、長さは9~11㎝である。花色は花弁の基部は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9202)、地色は鮮紫ピンク(同9504)、中肋部は鮮紫ピンク(同9204)、縁部は淡紫ピンク(同9501)、裏面は淡紫ピンク(同8902)である。内花被1枚の斑点の数は1~9、外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は淡紫ピンク(同8902)、内花被の形はⅤ型、外花被の形はⅢ型、内花被の先端の形状及び反転の程度はⅤ型、外花被の先端の形状及び反転の程度はⅥ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は白、花粉の色は赤褐、第一花梗の長さは60~89㎜、花梗の太さは細、色は緑、花梗への葉の着生は有、第一花梗の向きは30~59゜、一花茎の花数はやや多、花の香り及び開花期は中である。「ソルボンヌ」と比較して、つぼみの形がⅡ型であること、内花被の斑点が少ないこと、花被上の乳状突起が無いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に育成者の所属する会社の温室(栃木県小山市)において、「スターゲイザー」にL.candidumを花柱切断法により交配し、胚培養を行い、その中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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