ピアノ連弾版とは? わかりやすく解説

ピアノ連弾版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/30 08:59 UTC 版)

マ・メール・ロワ」の記事における「ピアノ連弾版」の解説

オリジナル連弾曲は、子供好きの(しかし独身であったラヴェルが、友人であるゴデブスキ夫妻2人の子ミミジャンのために作曲し、この姉弟献呈された。 1908年から1910年にかけて作曲され1910年4月20日、パリ・ガヴォーホールで開かれた独立音楽協会SMI)の第1回演奏会において初演された。本来はミミジャンが弾くことを想定して作曲されたが、それでも幼い姉弟演奏するには難しかったため、マルグリット・ロン弟子、ジャンヌ・ルルー(英語版)とジュヌヴィエーヴ・デュロニーが演奏した。 「親指小僧」「パゴダ女王レドロネット」「美女と野獣対話」には、原作から短文引用付記されている。 第1曲 眠れる森の美女パヴァーヌPavane de la belle au bois dormant) 4分の4拍子 Lentゆっくりとシャルル・ペロー童話集マ・メール・ロワマザーグース)』の「眠れる森の美女」から。 第2曲 親指小僧Petit Poucet) 4分の2拍子 Très modéré(とても中庸に) 『マ・メール・ロワ』から。曲名に関しては「一寸法師という訳あてられることもある。 第3パゴダ女王レドロネット(Laideronnette, impératrice des pagodes) 4分の2拍子 Mouvement de marcheマーチリズムで) ドーノワ伯爵夫人マリー・カトリーヌ(1650年頃 - 1705年)の『緑の』から。パゴダとは塔を意味し、そこに住む中国製首振り陶器人形物語。 第4曲 美女と野獣対話Les entretiens de la belle et de late4分の3拍子 Mouvement de Valse très modéré(とても中庸ワルツリズムで) マリー・ルプランス・ド・ボーモン(英語版)(1711年 - 1780年)の『子供雑誌道徳的な物語』からの「美女と野獣」に基づく。 評論家ロラン・マニュエルは、エリック・サティの「ジムノペディ」の影響指摘している。 第5曲 妖精の園(Le jardin féerique4分の3拍子 Lent et graveゆっくりと荘重に) 「眠りの森の美女パヴァーヌ」と同じくペローの「眠れる森の美女」から。眠りについた王女王子口づけ目を覚ますシーン

※この「ピアノ連弾版」の解説は、「マ・メール・ロワ」の解説の一部です。
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