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ドビュッシー:ピアノのために

英語表記/番号出版情報
ドビュッシー:ピアノのためにPour le piano作曲年1896年  出版年1901年  初版出版地/出版社: Fromont 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 プレリュード "Prelude"4分00
2 サラバンド "Sarabande"4分30秒
3 トッカータ "Toccata"4分00

作品解説

2007年6月 執筆者: 和田 真由子

ベルガマスク組曲》に1890年とりかかった後、その翌年マズルカ一曲書きその後若干隔たりをおいて生み出され作品作曲1896年出版1901年)。 まだ初期彼の音楽的情緒随所残しながらも、その後本格的に開花していくドビュッシー独自の語法見えかくれしており、ちょうど中間の分かれ道ポイントのような役割をしている曲である。《牧神の午後への前奏曲》、管弦楽のための《夜想曲》、《弦楽四重奏曲》などの諸名作がこの作品先行して作曲されており、また傑作ペレアスとメリザンド》もこのすぐ後、1902年初演された。
典型的な組曲の形を表しており、第一曲はド・ロミリー嬢に、第二曲はE・ルアール夫人に、第三曲はG・コロニオに、それぞれ献呈されている。

第一曲〕プレリュード
全体的に非常に激し部分と、Pでレガートで歌う部分二つの非常に違う性格部分によって構成されている。軽快運動感と色彩感が印象的な曲。「力強く、よいリズムで」。

第二曲〕サラバンド
サラバンドとは、17、18世紀ヨーロッパで流行したゆるやかな舞曲である。
高貴な雰囲気をもつ曲。「優雅な落着きとゆるやかさをもって」。

第三曲〕トッカータ
古典的な構造をもち、「スカルラッティふう」に始まる。初演時にはこれが好評で、繰り返し演奏されたという。



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