ビックカメラとの資本・業務提携
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 07:53 UTC 版)
「ベスト電器」の記事における「ビックカメラとの資本・業務提携」の解説
2007年(平成19年)9月20日に同業の株式会社ビックカメラと資本・業務提携契約を締結、ビックカメラはベスト電器が同年10月に実施する約56億円(842万7000株)の第三者割当増資を引き受け、9.9%の株式を所有する筆頭株主となることが発表された。 その後、ビックカメラ岡山駅前店の配送・出張修理・サービス業務をベスト電器の子会社ベストサービスに委託した。 さらに、ベスト電器広島本店(ひろしまMALL)を全面改装し、「ビックカメラ ベスト広島店」として2008年(平成20年)3月6日に開店した。家電販売はビックカメラが行い、広島本店の社員はビックカメラに出向する形になった。配送・出張修理・サービス業務については、引き続きベスト電器(子会社のベストサービス)が行い、ショップブランド商品についても共通化していった。「ビックカメラ ベスト広島店」については、2011年(平成23年)5月に閉店。同年7月8日に「ベスト電器B・B広島店」(後の「ベスト電器広島店」)に再転換され、同店を中心とした複合商業施設として運営されていたが、「ベスト電器広島店」は2016年(平成28年)2月28日を以って閉店した。 2008年(平成20年)8月25日、ベスト電器がビックカメラに対して第三者割当による自己株式処分(増資)を行い、ビックカメラの株式比率は14.86%となった。同年10月15日にビックカメラと相互に役員を派遣しあうことで同社の持分法適用関連会社となり、同社が株式を追加取得して持株比率を15.03%まで高めることになったと発表した。これにより、両グループの売上高を単純合計すると約1兆円となり、業界第2位に相当する連合となった。2009年(平成21年)3月19日には、ベスト電器90%・ビックカメラ10%の出資で株式会社B&Bを設立することで合意。同年4月1日に会社設立し、同年6月5日には第1号店として旧・ベスト電器山口本店が、「ビックカメラ山口店」として開店。その後、同年9月に第2号店として「ビックカメラ小倉南店」(旧・ベスト電器小倉南本店)、同年11月20日に第3号店として「ビックカメラ香椎店」(旧・ベスト電器New香椎店)が開店。 2012年(平成24年)にビックカメラはコジマの買収を発表したが、その時点では「ベスト電器との関係は現状を維持する」と表明していた。しかし、当社への追加支援に消極的だったことなどから関係が悪化。一方で、2012年(平成24年)7月13日にベスト電器はヤマダ電機の子会社となることを発表。発表の席上、ベスト電器はビックカメラに対し、業務資本提携の解消を申し入れているとしていた。2012年(平成24年)12月21日、ビックカメラから派遣されていた役員2人が退任。2013年3月21日、同月31日付で提携解消することを正式発表した。提携解消を受け、最後まで運営されていた「ビックカメラ山口店」・「ビックカメラ小倉南店」が、ビックカメラの店舗としては2013年(平成25年)5月31日をもって閉店。ともにベスト電器の店舗に再転換され、2013年(平成24年)6月14日に開店した。
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