『ベスト電器広島本店』時代
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「ひろしまMALL」の記事における「『ベスト電器広島本店』時代」の解説
1997年(平成9年)4月11日に、ベスト電器が中国通産局に建物設置を届け出、出店が明らかになった。計画店舗面積は、当時広島最大の『デオデオ本店』(現・エディオン広島本店)(6,142m2)や、日本最大だった『ベスト電器福岡本店』(8,000m2)を上回る13,000m2を計画。当時26店舗存在した広島地区の核店舗として位置づけていた。この時点では1階から7階に店舗スペースを設けるとしており、投資額は28億円、1998年(平成10年)7月にオープンする予定であった。また、計画の段階では中古車展示場として使われており、土地を賃借して店舗を出店するとしていた。 出店申請に対し広島商工会議所が意見を出していたが、大規模小売店舗審議会中国審議部会は、その意見を取り入れる形で1997年(平成9年)12月15日に、申請面積を約1,000m2カットし12,265m2とすることで結審。それでも、結審店舗面積は『デオデオ本店』(8,417m2)や『ベスト電器福岡本店』(9,000m2)を上回る日本最大の店舗面積の家電店になることが認められた。 1998年(平成10年)10月24日に、『ベスト電器広島本店』はオープン。本来の開店時間を1時間早めた9時に開店予定だったが、10分早め8時50分に開店した。開店前に約7000人が行列を作り、当初予想していた来店数を約10,000人上回る約60,000人が来店した。開店時に、当時聖飢魔IIが行っていた『ふるさと 総・世紀末計画』の一環のCMが流され、『あくまででかい。』・『広島一が日本一。』など店舗面積を強調する宣伝が行われた。 2004年(平成16年)から2007年(平成19年)にかけて、そごう広島店新館9階にも店舗スペースを設けていた。 しかし、地元のデオデオや全国最大手のヤマダ電機も八丁堀に『広島本店』を出店したことで、売上は低迷。2007年(平成19年)9月に行われたビックカメラとの資本・業務提携の一環として、2008年(平成20年)1月16日に、ビックカメラの出店が決定。ビックカメラ転換に伴い、『ベスト電器広島本店』が2008年(平成20年)2月11日に閉店した。
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