パープルムーン【パープルムーン】(草花類)
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登録番号 | 第5255号 |
登録年月日 | 1996年 11月 21日 | |
農林水産植物の種類 | トルコぎきょう | |
登録品種の名称及びその読み | パープルムーン よみ:パープルムーン |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 1999年 11月 22日 | |
品種登録者の名称 | 長野県経済事業農業協同組合連合会 | |
品種登録者の住所 | 長野県長野市大字南長野北石堂町1177の3 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 平林和夫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,昭和57年に育成者のほ場(長野県更埴市)において,白系の在来品種にピンク系の在来品種の変異個体を交配して得られた実生の中から選抜・育成されたもので,花色が黄白に鮮紫の覆輪の入るやや小輪のやや晩生種である。 草型はⅠ型,草丈及び茎の太さは中,剛直性はやや強,色は緑,主茎節数は中,節間長はやや短,分枝数は中,着生位置は上である。葉形は狭卵円,葉長はやや短,葉幅はやや狭,葉色は緑,葉の着生角度は斜上である。花形は鐘状,花の直径はやや小,花蕾数はやや多,花冠外面の色は黄白(JHS カラーチャート2901),内面底部の色は黄緑(同3311),内面先端部の色は鮮紫(同8607),内面中間部及び下部の色は黄白(同2501),ぼかしの有無は無,覆輪の有無は有,絞りの有無程度は無,花弁先端の形は円形,そりはなし,花弁長は短,花弁幅はやや狭,数は5,がくの形状は筒状,裂片の長さ及び幅は中,がく筒の長さ及び幅は中,アントシアニン発現の有無及び程度は無,雌ずいの形は正常,数は1,雄ずいの形は正常,数は5,花柄の長さは中である。開花の早晩性はやや晩である。 「あずまの波」と比較して,茎部の剛直性が強いこと,分枝の着生位置が上であること,花冠内面底部の色が黄緑であること,花冠内面先端部の色が濃いこと等で,「パステルムラサキ」と比較して,分枝の着生位置が上であること,葉の着生角度が斜上であること,花冠内面底部の色が黄緑であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和56年に育成者のほ場(長野県更埴市)においてピンク系の在来品種栽培中に覆輪の入った変異個体を発見した。57年に白系の在来品種にこの変異個体を交配し,この実生の中から紫の覆輪の入った変異個体を選抜し,その後,選抜と増殖を繰り返し,平成3年に特性が安定したことを確認して育成を完了したものである。 |
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