パープルクィーン【パープルクィーン】(果樹)
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登録番号 | 第4842号 |
登録年月日 | 1996年 1月 19日 | |
農林水産植物の種類 | うめ | |
登録品種の名称及びその読み | パープルクィーン よみ:パープルクィーン |
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品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 廣畑治 | |
品種登録者の住所 | 和歌山県田辺市中三栖1137番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 廣畠治 廣畑貞雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「白王(甲州最小の選抜系統)」の枝変わりであり,果実が楕円,果実の大きさが小,果皮の着色が極多の育成地(和歌山県田辺市)において6月上中旬に成熟する早生品種である。 樹姿は中間,樹の大きさ及び樹勢は中,枝梢の太さはやや細,節間長は長,枝梢の色は紅,葉身の形は楕円,葉の大きさはやや小,幼葉の色は淡紅緑である。花形は一重,花の大きさは小,花弁の色は白,花粉の多少はやや多である。果実の外観は楕円,果頂部の形は平,果頂の凹みは無,梗あの深さ及び広さは中,赤道部縫合線の深さは浅,扁肉果の多少は少である。果実の大きさは小(6g程度),果皮の地色は緑,果皮の着色は極多,着色の濃さは濃,着色の形はほぼ全面である。核と果肉の粘離は粘核,核の形は短楕円,大きさは小,色は淡褐である。成熟期は早(育成地においては6月上中旬),自家結実性は中,結果量はやや多,果実の着色の難易は易である。 「白王」及び「甲州最小」と比較して,枝梢の色が紅であること,幼葉の色が淡紅緑であること,果皮の着色が多いこと等で,「紅王」と比較して,花弁の色が白であること,赤道部縫合線の深さが浅いこと,果皮の着色が多いこと等で,「光陽」と比較して果頂部の形が平であること,果皮の着色が多いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和57年に出願者が自園(和歌山県田辺市)において栽培していた「白王(甲州最小の選抜系統)」の中から果実の着色が明らかに異なる枝を発見し,以後,増殖を行うとともに,特性の調査・確認を行い育成を完了したものである。 |
パープルクィーン(ぱーぷるくいーん)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 15:14 UTC 版)
「ウメ」の記事における「パープルクィーン(ぱーぷるくいーん)」の解説
白王の枝変わり。和歌山県田辺市中三栖の廣畑治により発見される。1996年に品種登録。果実全体が紫色に色づき、梅酒や梅シロップとして漬け込むとエキスがピンク色になる。自家受粉する。「パープルクィーン」の商標権をJA紀南が保持する。
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