パッカード製材所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 23:58 UTC 版)
「ツイン・ピークス」の記事における「パッカード製材所」の解説
ジョスリン・“ジョシー”・パッカード 演:ジョアン・チェン 吹替:堀越真己 パッカード製材所の所有者。 “州きっての美女”とも評されるものの、本来は中国人である。6年前、アンドルー・パッカードとの結婚に伴って香港から渡米した。アンドルーは、ツイン・ピークスを開拓した地元の名士であった。 1年半前、不慮のボート事故に見舞われ亡くなったアンドルーの遺言にしたがってパッカード製材所の全権利を相続し、以来孤閨を守ってきた。6週間前から人目を忍び、ハリー・トルーマンとの交際を開始する。 英語については、必ずしも堪能とは言えない。そこで家庭教師を買って出たのがローラ・パーマーであった。週に2度ジョシーを訪問して、個人授業を行うのである。事件当日もまた、午後5時からの1時間ほどが個人授業に充てられた。その際、ローラは“ご主人を亡くした気持ちがよく分かる”と、意味深長な発言をしたという。 『シークレット・ヒストリー』によれば、本名は、リー・チュン・ファンである。1956年9月2日、14K所属のマフィアと娼婦の間に生を受けた。父親の片腕として、早くから違法薬物の密売や売春斡旋などの悪事に加担してきた。 キャサリン・マーテル 演:パイパー・ローリー 吹替:達依久子 アンドルー・パッカードの妹。 素人のジョシー・パッカードに代わってパッカード製材所の実質的経営を担当する。 ジョシーよりも年長であるものの、立場上は義妹にあたる。義姉のジョシーに対しては敵意を隠そうともしない。遺言さえなければ、アンドルーの遺産はキャサリンが相続するはずだったためである。 私生活においては、ホーン産業のベン・ホーンと不倫関係にある。そればかりか、ジョシー憎さにパッカード製材所の買収計画にも協力している。 その言動は、勝気にして冷徹である。 ピーター・“ピート”・マーテル 演:ジャック・ナンス 吹替:伊井篤史 キャサリン・マーテルの夫。 元来パッカード製材所の1従業員に過ぎなかったが、何の因果か、高嶺の花であったキャサリンと恋愛結婚に至った。しかしながらその夫婦関係はもはや冷めきっており、キャサリンよりもジョシー・パッカードに対して何かと肩入れをする。 ローラ・パーマーの第1発見者である。魚釣のために、早朝からブラック・レイクに出かけた事が死体発見につながった。 魚釣に加えて、チェスもまた得手とする。その腕前は地元において敵なし。 好人物であるものの、注意力散漫のきらいがある。 アンドルー・パッカード 演:ダン・オハーリー 事故で亡くなったと思われていたが生存しており、トマス・エッカートへの復讐を計画している。
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