バンブー
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明治時代に横浜で生まれたカクテル。創業当時の横浜ニューグランドホテルのチーフ・バーテンダー、ルイス・エッピンガー氏の考案と言われている。「アドニス」のスイートベルモットをドライベルモットに変え、その名も“竹”という日本をイメージしてつくられたカクテル。キリッとクリアな味わいは、横浜を訪れる外国人来航者によって、シンガポール、マドラス、ボンベイでその土地のイギリス人の人気を得てヨーロッパへ、やがてニューヨークにまで海を渡って伝わっていった。いまもアメリカのシェフの間で、「食前酒としてパーフェクトな味わい!」という声も多い。清酒と同じ程度のアルコール度数で和食にもよくあい、ほどよい辛口が食欲をそそる。 ペドロ・ドメック社を代表する「ドメックシェリー ラ・イーナ」は辛口シェリー(フィノ)の傑作。“ラ・イーナ”とは、“突撃”という意味のアラビア語で、アンダルシアの美しい渓谷の名前として今も残っている。 「チンザノ ベルモット」は、200年以上の歴史を持ちイタリアを代表するブランド。白ワインをベースにハーブや香草、スピリッツを加えて樽で醸造させたベルモットは、世界の約120ヶ国で愛飲されている。チンザノの代表製品の「エクストラ ドライ」はワイン本来の風味が生かされているやや辛口で、「ロッソ」は香草の風味の甘口ベルモット。 バリエーションのカクテル「アドニス」は、ドライ ベルモットがスイート ベルモットにかわる。「バンブー」よりも穏やかな口当たりのカクテルである。 |
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