バモス
バモスは、スペイン語で、さあ、行こう、という意味。新しい楽しさをもたらすクルマでありたいという願いを込めた。1999年6月デビュー。ホンダでは新しい軽規格にミートした商用バン、アクティを同時期に発売したが、これと基本部分を共用する乗用セミキャブオーバー型のクルマ。660cc・自然吸気の3気筒・46psエンジンを、リヤアクスル直前に置くミッドシップレイアウト車で、駆動方式は後2輪タイプと4WDがあった。リヤサスペンションの形式はド・ディオン式。燃費に悪影響が少ない電動パワーステアリングを採用。 2000年2月、ターボモデルを追加した。インタークーラー付きで64ps(47kw)/6000rpmの最高出力を発生。駆動方式はFRまたはリアルタイム4WDがあった。ATは自然吸気型も含めて4速に進化した。
2001年9月、新デザインのグリルやバンパーを付けて外観一新、フルフォールダウン機構付きリヤシートを採用して使い勝手を向上させるなどの改良を行った。同時にローダウンスポーツサスペンションと13インチアルミホイールをセットにしたSパッケージをオプション設定した。
2003年4月、ホビオという新グレードを追加すると同時に、通常モデルも質感向上と装備の充実をはかった。ホビオは通常モデルより105mm高いハイルーフ仕様で、広いカーゴルームが特色。室内には自分でカーゴアレンジができる6mmのボルトが取り付け可能なユーティリティナット、アタッチメントフック類を壁面や床面に標準装備する。4ナンバーの“プロ”というタイプもリリース。
なお、ホンダには71~73年(デビューは70年11月)に軽トラックとして販売したバモスというクルマがあった。オープンタイプのボディに幌を着せ、「作業車に、プレイカーに、アイデアひとって楽しくたくましく働くトラック」といっていた。新バモスは軽1ボックスだが、旧車と通ずるものがある。
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