西宮北山1号【ニシノミヤキタヤマ1ゴウ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7375号 |
登録年月日 | 1999年 8月 11日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | 西宮北山1号 よみ:ニシノミヤキタヤマ1ゴウ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 西宮市 | |
品種登録者の住所 | 兵庫県西宮市六湛寺町10番3号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 田中俊、船越秀史、池田美土 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,ささゆりの変異個体であり,花は淡紫ピンク色でヤマユリ型の花壇,鉢物及び切花向きの品種である。草丈は75~99㎝,茎の直径は 5.0~ 9.9㎜,色は緑,毛じは無,節間長は茎の中央部は10~19㎜,止葉下は60~79㎜である。葉序は 3/8,葉の全体の形は狭披針形,ねじれは無,葉幅は10~19㎜,葉長は16~20㎝,光沢は無,数はやや少,着生角度は90~ 119°である。つぼみの形はⅡ型,花の向きは 90~119°,花房の形状は散形花序,全体の形はヤマユリ型である。花径は 120~ 149㎜,内花被の幅は50~59㎜,長さは13~17㎝,外花被の幅は30~39㎜,長さは16~20㎝である。花色は花弁の基部は黄緑(JHS カラーチャート3311),地色は淡紫ピンク(同9502),中肋部は黄白(同3101),縁部及び裏面は淡紫ピンク(同9502)である,内花被及び外花被1枚の斑点の数は0,つぼみの色は淡紫ピンク(同9502),内花被の形はⅦ型,外花被の形はⅣ型,内花被先端の形状はⅢ型,反転の程度はⅣ型,外花被先端の形状はⅥ型,反転の程度はⅣ型,花被のねじれは 1/8未満,花被上の乳状突起は無である。花糸の色は淡い黄緑,花粉の色は黄褐,第1花梗の長さは 120~ 149㎜,花梗の太さは細,色は緑,花梗への葉の着生は有,第1花梗の向きは30~59°,1花茎の花数はかなり少,花の香りは強,開花期は中である。ささゆりと比較して葉の全体の形が狭披針形であること,つぼみの形がⅡ型であること,花弁の地色及び縁部の花色が淡紫ピンクであること,内花被及び外花被の反転の程度がⅣ型であること,花の香りが強いこと等で区別される。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成6年に出願者のほ場(兵庫県西宮市)において,和歌山県内自生のささゆりから変異株を選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「紀ささゆり」であった。 |
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