奈乃華ルル【ナノカルル】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10330号 |
登録年月日 | 2002年 6月 20日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | 奈乃華ルル よみ:ナノカルル | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 富山県 | |
品種登録者の住所 | 富山県富山市新総曲輪1番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小泉昌広、岡崎桂一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「福娘」に(「コネチカットキング」×トサヒメユリ)を交配して育成されたものであり、花はやや小輪の鮮橙黄色で縁部が明黄橙色のスカシユリ型の切花向きの品種である。草丈は50~74㎝、茎の直径は5.0~9.9mm、上部及び中部の色は淡褐、下部の色は褐、毛じは無、節間長は茎の中央部は5~9mm、止葉下は20~39mmである。葉序は3/8、葉の全体の形は披針形、ねじれは無、葉幅は10~19mm、葉長は6~8cm、光沢は無、数は中、着生角度は30~59゜である。つぼみの形はⅡ型、花の向きは15~29゜、花房の形状は総状花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は90~119mm、内花被の幅は30~39mm、長さは6~8cm、外花被の幅は20~29mm、長さは6~8cmである。花色は花弁の基部は明橙黄(JHS カラーチャート2204)、地色及び中肋部は鮮橙黄(同2205)、縁部は明黄橙(同1905)、裏面は明黄(同2505)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は1~9、つぼみの色は明黄(同2505)、内花被の形はⅦ型、外花被の形はⅣ型、内花被先端の形状はⅠ型、反転の程度はⅦ型、外花被先端の形状はⅢ型、反転の程度はⅦ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸及び花粉の色は黄、第1花梗の長さは60~89mm、花梗の太さは中、色は淡緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30~59゜、1花茎の花数は中、花の香りは無、開花期は中である。「ピュアリスティア」と比較して、花弁縁部の色が明黄橙であること、内花被先端の形状がⅠ型であること、外花被先端の形状がⅢ型であること等で、「姫華ムーン」と比較して、花弁縁部の色が明黄橙であること、内花被及び外花被の斑点の数が少ないこと、外花被先端の形状がⅢ型であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に富山県農業技術センター野菜花き試験場(砺波市)において、「福娘」に(「コネチカットキング」×トサヒメユリ)を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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