ドップラー‐こうか〔‐カウクワ〕【ドップラー効果】
【ドップラー効果】(どっぷらーこうか)
音波や電波などの波の発生源と観測者との相対的な速度によって、波の周波数が異なって観測される現象。
サイレンを鳴らした緊急車両が近づく時には高い音(高周波)で、遠ざかる時には低い音(低周波)で聞こえる例が有名。
移動中の航空機が発信するレーダー波も、接近する物体に発信すると高い周波数で、遠ざかる物体に発信すると低い周波数で返ってくる。
これによって対象の距離を測るのがドップラーレーダーである。
ドップラー効果
光や音などの波動の発生源、観測者、波動を伝える媒質が、移動することによって波動の周波数が変化して観測される現象のこと。波動が進む実効的な距離が時間的に変化することによって起こり、発生源と観測者が近づいているとき周波数は増大(音の場合は高く聞こえる)、遠ざかっているとき周波数は減少(音の場合は低く聞こえる)して観測される。音の発生源と観測者が同一線上を運動している場合、両者の速度をそれぞれU0、U、音の伝播速度をc、風の速度をuとしたとき、発生源の音の周波数f0と、観測者の、見かけの音の周波数fとの間には、f/f0=(u+c-U0)/(u+c-U)の関係がある。
ドップラー効果 Doppler effect
ドップラー効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/20 01:53 UTC 版)
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ドップラー効果[1](ドップラーこうか、独: Doppler-Effekt、英: Doppler effect)またはドップラーシフト(英: Doppler shift)とは、音波や電磁波などの波の発生源(音源・光源など)が移動したりその観測者が移動することにより、波の発生源と観測者との間に相対的な速度が存在するときに、波の周波数が実際とは異なる値として観測される現象をいう。
概要


発生源が近付く場合には、波の振動が詰められて周波数が高くなり、逆に遠ざかる場合は振動が伸ばされて低くなる。有名な例としては、救急車が通り過ぎる際、近付くときにはサイレンの音が高く聞こえ、遠ざかるときには低く聞こえる。
音についてのこの現象は、古くから知られていたが、オーストリアの物理学者、クリスチャン・ドップラーが速度と周波数の間の数学的な関係式を1842年に見出し、オランダ人の化学者・気象学者であるクリストフ・ボイス・バロットが、1845年にオランダのユトレヒトで列車に乗ったトランペット奏者がGの音を吹き続け、それを絶対音感を持った音楽家が聞いて音程が変化することから証明を試みた。
観測者も音源も同一直線上を動き、音源S (Source) から観測者O (Observer) に向かう向きを正とすると、観測者に聞こえる音波の振動数は、
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