トリフルラリンとは? わかりやすく解説

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トリフルラリン

分子式C13H16F3N3O4
その他の名称トレフラン、トリフルラリン、トリフルレックス、リリー36352、L-36352、Treflan、Triflurex、Lilly 36352、Trifluralin、2,6-Dinitro-N,N-dipropyl-4-trifluoromethylaniline、4-Trifluoromethyl-2,6-dinitro-N,N-dipropylaniline、2,6-Dinitro-4-trifluoromethyl-N,N-dipropylaniline、トレファノサイド、Trefanocide、α,α,α-Trifluoro-2,6-dinitro-N,N-dipropyl-p-toluidine、N,N-Dipropyl-2,6-dinitro-4-(trifluoromethyl)anilineアルファ,アルファ,アルファ-トリフルオロ-2,6-ジニトロ-N,N-ジプロピル-パラ-トルイジン
体系名:4-トリフルオロメチル-2,6-ジニトロ-N,N-ジプロピルアニリン、2,6-ジニトロ-N,N-ジプロピル-4-トリフルオロメチルアニリン、2,6-ジニトロ-4-トリフルオロメチル-N,N-ジプロピルアニリン、α,α,α-トリフルオロ-2,6-ジニトロ-N,N-ジプロピル-p-トルイジン、N,N-ジプロピル-2,6-ジニトロ-4-(トリフルオロメチル)アニリン


トリフルラリン

農薬Trifluralin
和名orISO名[商品名]トリフルラリン
分子式C13H16N3O4F3
用途除草剤
LD50(ラット)/g kg-1
LD50(マウス)/g kg-15
劇毒区分指定なし
魚毒ランクBs
有機性415
無機240
農薬登録(1996年時点)1966年登録(日本)/承認ISO
その他処理量 0.5~1.0kg/ha
分子データ
» 「動く分子事典」の分子モデル表示の特性について、「生活環境化学の部屋」より補足説明をいただいております。

トリフルラリン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/19 14:16 UTC 版)

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トリフルラリン[1]
識別情報
CAS登録番号 1582-09-8 
PubChem 5569
特性
化学式 C13H16F3N3O4
モル質量 335.28 g/mol
外観 橙色の結晶
匂い 無臭
密度 1.06
融点

46-47℃

沸点

139-140℃ (@ 4.2 mmHg)

への溶解度 0.0024 g/100 mL
危険性
引火点 27.5
半数致死量 LD50 500 mg/kg (ラット、経口)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

トリフルラリン: trifluralin)は有機フッ素除草剤の一種。

用途

アメリカのイーライリリー社が開発した除草剤で、日本では1966年2月26日に農薬登録を受けた。「トレファノサイド」などの商品名で、野菜畑や花畑、桑畑、茶畑、非農耕地などで、イネ科雑草やハコベなどに対し使用される[2]2007年9月20日にはヨーロッパで認可が取り消された。

安全性

半数致死量(LD50)はラットへの経口投与で2,517mg/kg、ラットへの経皮投与で5,000mg/kg以上[3]一日摂取許容量(ADI)は0.024mg/kg/day[2]。条件により可燃性で、加熱・燃焼により分解し、窒素酸化物フッ化水素を含む腐食性のある有毒ガスを生じる[4]発癌の疑い、および水生生物やミツバチへの毒性がある。日本の食品衛生法による残留基準値は、0.001ppmである。

問題となった事例

  • 2012年2月、ベトナムからバサ白身魚)の切り身を輸入した商社が自主検査を実施したところ、0.012ppmのトリフルラリンを検出。自主回収を行っている[5]

脚注

参考文献

  • 植村振作・河村宏・辻万千子・冨田重行・前田静夫著『農薬毒性の事典 改訂版』三省堂、2002年。ISBN 978-4385356044


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