変則将棋
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変則将棋(へんそくしょうぎ)とは、将棋の盤と駒を用い、将棋とは異なるルールで対戦するゲーム(フェアリー)の総称である。どのゲームも2人で行うことを原則としており、駒の動かし方や勝敗の判定などは基本的に将棋と同じである。将棋のルールに様々な制約を課すことで、将棋とは別のゲームとなる。いくつかのゲームは一部の情報が隠されているか、確率に左右されているため、二人零和有限確定完全情報ゲームではない。
- 1 変則将棋とは
- 2 変則将棋の概要
トランプ将棋
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1980年代後半に流行しだしたと考えられている。 トランプ(プレイングカード)を用いてゲームを行うことからこの名称がある。将棋盤と駒のほかに、トランプ数組ぶんの1~9までのカードを用意する。1手ごとにカードを1枚引き、出たカードの筋(先手から見て、いちばん右が1筋、以下左に2筋、3筋、……9筋)に駒を動かすか、その筋に持ち駒を打つ(初期状態で先手が4を引いた場合、▲4八玉、▲4八飛、▲4八金、▲4八銀または▲4六歩のいずれかの応手となる)。出たカードの筋にある駒しか動かせないルールもある(このルールでは、初期状態で先手が4を引いた場合は、▲5八金右、▲4八金、▲3八金または▲4六歩のいずれかとなる)。 カードにジョーカーを加えることもある。ジョーカーが入っている場合、ジョーカーを引いた人は任意の駒を動かす(または持ち駒を打つ)ことができる[要出典]。 玉将が詰められるか、出たカードの筋に動かせる駒がないときは負けとなる。このルールは不自然なため(松田道弘はそのバカバカしさが受けるのだろうと評している)、動かせる駒がないときは、カードを引き直すルールもあると見られる[要出典]。王手をかけられたときはカードを引かず、任意の駒を動かし、または合駒を打って王手を解消できる。
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