トラッキング・クッキー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 15:37 UTC 版)
「HTTP cookie」の記事における「トラッキング・クッキー」の解説
クッキーを使うと、そのユーザからの他の要求と関連付けることができる。 この手法は、アドネットワーク(Google AdSenseなど)を利用するウェブ広告業者がよく用いる。インターネット広告の配信において、バナー広告は、業者のサーバ(サードパーティー)へのリンクを介して画像を取得する形式が一般的である。前述のとおりクッキーはHTMLに限らず、画像にも設定することができる。HTTPではリンク元のURL情報も送信することが一般的なので、結果として広告業者は、同社を利用するすべてのサイトを対象としてそのユーザのアクセス履歴を把握することが可能になる。詳細はCookieとスパイウェアの関係も参照。ユーザのアクセス履歴を追跡するという意味からトラッキング・クッキーと呼ばれたり、メインのHTMLではなく画像の提供元が設定するという意味からサードパーティー・クッキーと呼ばれたりする。これらは、行動ターゲティング広告やコンテンツ連動型広告および検索連動型広告などに活用され、時にフィルターバブルの原因ともなっているが、今後Federated Learning of Cohortsに移行する動きがある。 これをプライバシーの侵害と考える人も、そう考えない人もいる。このようなクッキーを設定したくないユーザのために、クライアント向けセキュリティ対策ソフトの多くは、トラッキング・クッキーを検出・除去する機能を備えている。しかし、すべてのユーザにその影響が正しく理解されているとは限らず、コンピュータウイルスと誤解して初心者が驚くといった状況も散見される。
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トラッキングクッキー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 00:18 UTC 版)
「Facebookへの批判」の記事における「トラッキングクッキー」の解説
Facebookはサイトからログアウトした場合でも、利用者の「追跡」を行い、激しく批判を受けてきた。オーストラリアの科学技術者ニック・キュブリロビックは、利用者がFacebookからログアウトした後でも、そのログインからのHTTP cookieが、まだウェブブラウザに保管され、Facebookがそのサイトで配布される 「ソーシャルウィジェット」を含むウェブサイト上の利用者を追跡できるようになっていることを発見した。Facebookは利用者やその活動には「興味がない」として、この主張を否定した。Facebookはクッキーが発見された後、それらを削除し、サイトのは残っていないと約束した。米国の利用者グループがプライバシー法の違反で、Facebookを訴えた。[要出典]
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