Panda Cloud Antivirusとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > Panda Cloud Antivirusの意味・解説 

Panda Cloud Antivirus

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/02 03:09 UTC 版)

Panda Cloud Antivirus
開発元 Panda Security
初版 2009年11月10日
最新版
2.0.1 / 2012年8月30日 (12年前) (2012-08-30)
対応OS Windows XP, Windows Vista, Windows 7
プラットフォーム 32ビット64ビット
対応言語 英語ドイツ語スペイン語ギリシャ語フランス語イタリア語オランダ語ポーランド語ポルトガル語ロシア語スウェーデン語中国語日本語
サポート状況 現行
種別 アンチウイルス
ライセンス フリーウェア
公式サイト http://www.cloudantivirus.com/
テンプレートを表示

Panda Cloud AntivirusとはPanda Securityによる無料版と有料版があるアンチウイルスソフトウェアである。コレクティブインテリジェンスというPanda社のクラウドコンピューティング技術によってユーザーのPCに負担をかけないリモートサーバーでファイルをスキャンすることができる[1]。常にコンピュータウイルスや悪意のあるウェブサイトから防御するがシステムスキャン時や全ての類似するソフトウェアと同様ある程度システムが重くなってしまう[2]

機能

Panda Securityによればウイルス、トロイの木馬、ワーム、スパイウェア、ダイアラー、ハッキングツール、ジョークソフト他各種セキュリティリスクを検出するとしている[3]

Panda Cloud Antivirusは自身の「コレクティブインテリジェンス」と最新情報を収めたクラウドで動作しており[4]、通常はインターネットに接続し最新情報にアクセスして使用されるが、インターネット非接続時は「循環している脅威に関する情報の中で一番一般的な脅威」の情報を収めたローカルキャッシュを使用する[5]

プライバシーに関して

リモートサーバーにファイルそのものやファイルにおけるセグメントのチェックサムが送信されると深刻なプライバシー問題になり、この場合の唯一の保証は企業の良心とユーザー側のセキュリティに依存することになる。もしPanda社のサーバーがハッカーによる犯罪行為に遭った場合ユーザー側のセキュリティも損失してしまう[6]

しかし、この問題はクラウド型ソフトに限った話ではなく、他のアンチウイルスやセキュリティソフトでもアンチウイルスのアップデートサーバーがメーカー自身やハッカーによる犯罪行為に遭った場合悪意のあるアップデートが提供されてしまう。

批評

2009年4月にPanda Cloud Antivirus 1.0は確実に駆除できてシンプルで使いやすく検出率も良いというレビューが発表された[2]。同レビューではPandaのマルウェアの検出率は98.87%、悪意のあるURLの検出率は71.4%となっており、総合検出率85%はフリーウェアのアンチウイルスソフトとしては強力なプロテクション能力が備わっていると考えられるとしている[7]

バージョン1.0が2009年11月10日にリリースされた時、PC Magazine誌はPanda Cloud AntivirusにEditor's Choice Award for Best Free AVを授与した[8]

Tech Radarは「Panda Cloud Antivirusは防御ツールと言うよりは既に感染だらけのシステムを掃除するユーティリティと見るのが最も良いと考える。」批評している[9]

Lifehackerでは「このアンチウイルスは軽量でマルウェアによる攻撃に対する最新のアプローチになるが、我々のテストでは本物のマルウェア(トラッキングするクッキーのみ)は検出できなかった。」としている[10]

Softpediaでは「高い検出率だが、全結果をリストアップするときにトラブルが発生する。全体的に気軽に使用する時に最もよく、クリーンインターフェイスも使いやすい。」と批評している[11]

ライセンス

Panda Cloud Antivirusの無料版はフリーウェアライセンスの元にリリースされており、個人使用、公立学校、非政府、非営利団体での使用に限られる[12]

競合ソフト

他のクラウド型アンチウイルスソフトウェアには以下のソフトがある:

  • Immunet(日本語版は「gred AntiVirus アクセラレータ」)
  • Comodo Cloud Scanner
  • Threat Fire英語版
  • Webroot SecureAnywhere

脚注

外部リンク


Panda Cloud Antivirus (Panda Security)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 17:31 UTC 版)

アンチウイルスソフトウェア」の記事における「Panda Cloud Antivirus (Panda Security)」の解説

スペイン本拠を持つPanda Security社の製品シグネチャ持たずクラウド利用しアンチマルウェア処理を行うのが特徴無償利用が可能。

※この「Panda Cloud Antivirus (Panda Security)」の解説は、「アンチウイルスソフトウェア」の解説の一部です。
「Panda Cloud Antivirus (Panda Security)」を含む「アンチウイルスソフトウェア」の記事については、「アンチウイルスソフトウェア」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「Panda Cloud Antivirus」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Panda Cloud Antivirus」の関連用語

Panda Cloud Antivirusのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Panda Cloud Antivirusのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのPanda Cloud Antivirus (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのアンチウイルスソフトウェア (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS