巴かざぐるま【トモエカザグルマ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第6646号 |
登録年月日 | 1998年 7月 17日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 巴かざぐるま よみ:トモエカザグルマ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者所有の紅色さじ弁の育成系統に同花形の混合花粉を交配して育成されたものであり,花は濃赤紫色のさじ弁の小輪で,スプレイ仕立ての切り花向き品種である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈はやや高である。茎の太さは6.0~7.9㎜,色は緑,強さは中,縦じわは低,稲妻型屈曲は有,節間長は20~29㎜である。葉身長は50~74㎜,葉幅は25~49㎜,基部の形は平,先端部分の形は鈍円,一次欠刻は0.30~0.69,二次欠刻の程度は低,欠刻底部の形は丸,葉裂片縁部の重なりは重なる,表面の色及び裏面の色は緑,光沢度は低,厚さは中,たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は深裂しない,大きさは中である。つぼみの形は平,花房の形は円筒形,花の大きさは50~69㎜,舌状花の重ねは1.5列まで,舌状花数は20~59である。管状花数は200~399,分布は集中,全長は8.0~8.9㎜である。花弁の形はさじ弁,先端の形は尖る,外花弁の反り方は平,花弁の長さは40~49㎜,幅は5.0~9.9㎜,外花弁の表面の色は濃赤紫(JHS カラーチャート9509),裏面の色は紫白(同8901),外花弁の角度は上向,花盤の色は黄色である。花たくの形は盛り上がった円錐状,総ほうの大きさは20~29㎜,総ほう部から花頂部までの高さは40~49㎜,花首の長さは80~99㎜,季咲きの開花期は秋で,育成地(広島県芦品郡新市町)における自然開花期は10月上旬である。 「炎かざぐるま」と比較して,茎の色が緑であること,花房の形が円筒形であること,外花弁裏面の色が紫白であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成3年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において,出願者所有の紅色さじ弁の育成系統に同花形の混合花粉を交配して得られた実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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