デリスタウン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 08:21 UTC 版)
「エーエム・ピーエム・ジャパン」の記事における「デリスタウン」の解説
ジャパンエナジーと協業した実験店舗で、基本的にはam/pmにセルフ式ガソリンスタンドを組み合わせた複合店舗という位置づけである。 ガソリン販売を主としている業態にかかわらず、ガソリン元売メーカーの看板を掲げていないため「ノンブランド」スタンドと括られることが多いが、これは業態ブランドの観点から、どこの元売の影響も受けずに、デリスタウンブランドを作り上げるという意図の表れである。この点は店舗デザインや色彩でも表現されており、デリスタウンのコンセプトとして、「コンビニ」でも「ガソリンスタンド」でもない「中規模型商業施設」という概念があるため、ガソリンスタンドでは珍しい「白」「オレンジ」と鴻巣店からは「ダークグレイ」の3色をメインカラーとしている。 デリスタウンの店員は危険物取扱者配置のもと、給油所の監視やサポートとam/pmの業務を一緒にこなすため、人的コストの面で効率が高いとされている。給油に関わる設備はJOMOと同じ機材を用いているが、自動洗車機は洗浄水を再利用する独自の機種を採用している。 1999年にJOMOのガソリンスタンドを転換する形で東戸塚店(横浜市戸塚区)を、2002年に新規に大宮店(さいたま市)を開店した。開店当初は、両店とも「とれたて弁当」を応用した24時間セルフサービス式の「デリスレストラン」を設置していた。しかし2004年秋頃に撤退し、東戸塚店はイートインスペースに、大宮店は2005年に「エーピーエンタ!」へ転換された。大宮店では「とれたてキッチン」を扱っていない。東戸塚店は開店当初、OTC医薬品の販売も行っていたが早期に撤退している。 2002年からEdy取扱開始に合わせて、デリスタウン独自のポイントサービスやガソリン代値引きの会員証機能が附いた「デリスクラブEdyカード」の募集を行った。「エーピーエンタ!」併設店舗では、エンタ!会員証Edyカードにデリスクラブが付帯する形となっている。 2003年10月には、デリスタウンで提供していたデリスレストランを中心に提供するダイニングカフェ「ap style(エーピースタイル)」が千代田区一番町に開店した。同社唯一の飲食店業態であり、複数出店を図る計画だったが1年程度で撤退した。 2008年には「エーピーエンタ!」を組み合わせた鴻巣店(埼玉県鴻巣市。地場石油販売会社によるフランチャイズ経営)がオープンした。
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