デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港とは? わかりやすく解説

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デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港

(デトロイト・メトロポリタン国際空港 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/05 13:06 UTC 版)

デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港
Detroit Metropolitan Wayne County Airport
連邦航空局による空港図
IATA: DTW - ICAO: KDTW
概要
国・地域 アメリカ合衆国
所在地  ミシガン州ロムルス
母都市 デトロイト
所有者 ウェイン郡
運営者 ウェイン郡空港局
(Wayne County Airport Authority)
拠点航空会社
敷地面積 1960 ha
標高 197 m (645 ft)
座標 北緯42度12分45秒 西経083度21分12秒 / 北緯42.21250度 西経83.35333度 / 42.21250; -83.35333
公式サイト www.MetroAirport.com
地図
DTW
DTW
デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港の位置
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
4R/22L 3,659×61 コンクリート
4L/22R 3,048×46 コンクリート
3R/21L 3,048×46 コンクリート
3L/21R 2,591×61 アスファルト/コンクリート
9L/27R 2,654×61 アスファルト/コンクリート
9R/27L 2,591×46 コンクリート
統計(2019年)
旅客数 36,769,279人
出典: 連邦航空局[1]Detroit Metropolitan Airport[2]
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デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港(デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティくうこう、英語: Detroit Metropolitan Wayne County Airport)は、アメリカ合衆国ミシガン州デトロイト近郊のロムルスにある国際空港である。ウェイン郡が所有する郡営空港だが、一般にはデトロイト・メトロ空港(Detroit Metro Airport)とも呼ばれる。6本の滑走路を有している。旅客数はミシガン州内最大で、デルタ航空及びスピリット航空ハブ空港の一つである。

施設

空港ターミナルは2つで、合計132の搭乗口がある。また、大型機用の整備場がありボーイング747にも対応している。

エドワード・H・マクナマラ・ターミナル

エクスプレストラム
コンコースA中央部・フードコート付近
コンコースAとコンコースB/Cを結ぶ「光のトンネル」

2002年にノースウエスト航空の「ノースウエスト・ワールドゲート」として開業した。同社がデルタ航空と合併したことにより、2008年以降はデルタ航空とスカイチーム加盟の航空会社が入居するターミナルとなった。ウェスティン・ホテルとカンファレンスセンターが付属している。

このターミナルにはA、B、Cの3つのコンコースがあり、合計で103の搭乗口がある。コンコースAは南北に伸びた1.6 kmもの長大な直線状の建物で、ターミナル本体より遥かに大ききい。内部には旅客を輸送する「エクスプレストラム」(Express Tram)と呼ばれるピープルムーバーが設置されている。エクスプレストラムには、ノース駅(North Station)、ターミナル駅(Terminal Station)、サウス駅(South Station)の3駅があり、コンコースAの南北を約3分で結んでいる。

コンコースAには62の搭乗口があり、その内の10箇所は国際線の出発・到着に使用される。このコンコースはデルタ航空の大型機及び全ての国際線到着便に使用される。国際線ゲートには2機ずつのボーディング・ブリッジが装備されていて、搭乗時間の短縮を図っている。これらの搭乗口は2つのの出口経路が設置されていて、国内線到着の場合は2階のコンコースに直接出る経路となるが、国際線到着の場合、階下の入国審査・税関エリアに下りる経路をとっている。入国審査・税関エリアは1時間に3,200人の旅客を処理する事が出来る。国内線への乗継の場合は、税関通過後、コンコースAの中央に上がる経路をとり、乗継をしない場合はそのまま1階の出口に出る。

コンコースB/Cは一体的な建物で、搭乗口が41あり、デルタ航空、デルタ・コネクションが発着する。全ての搭乗口にボーディング・ブリッジを装備しており、小型機においても滑走路上からタラップにて乗降する必要は無い。コンコースAからコンコースB/Cへは、コンコースA中央部から地下のトンネルで連絡されている。このトンネルは通称「光のトンネル」と呼ばれていて、照明が時間とともに様々に変化する設計となっている。

また、空港内では3ヶ国語(英語日本語中国語の順)で案内放送がされ、ほとんどの案内表示が英語と日本語で併記されている。

ノース・ターミナル

2008年に営業を開始した。スカイチームに非加盟の航空会社用のターミナルで29の搭乗口がある。アメリカン航空ユナイテッド航空が入居している。

主な就航路線

旅客便

航空会社 就航地 出典
デルタ航空 アムステルダムアトランタオースティンボルチモアボストンバッファローカンクンチャールストンシャーロットシカゴ/ORDダラス/フォートワースデンバーフォートローダーデールフォートマイヤーズフランクフルトハートフォードホノルルヒューストン/インターコンチネンタルジャクソンビル(FL)、カンザスシティラスベガスロンドン/LHRロサンゼルス/LAX、マディソン、メキシコシティマイアミミネアポリス=セントポールマートルビーチナッシュビルニューオーリンズニューヨーク/JFKニューヨーク/LGAニューアークオレンジカウンティオーランドパリ/CDGフィラデルフィアフェニックスポートランド(OR)、ローリー/ダーラムサクラメントソルトレイクシティサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンフアン、サバンナ、シアトルソウル/仁川上海/浦東セントルイスシラキュースタンパ東京/羽田、トラバースシティ、ワシントン/ナショナルウエストパームビーチ
季節運航: オールバニアンカレッジボーズマン、デスティン/フォートウォルトンビーチ、ダブリングランドラピッズ、グリーンビル/スパルタンバーグ、ミルウォーキーモンテゴ・ベイミュンヘンナッソー(2025年12月20日に再開)、ペンサコーラ、ピッツバーグポートランド(ME)、プロビデンシアレスプエルト・バヤルタプンタ・カナレイキャヴィークリッチモンドローマ/フィウミチーノサンノゼ(CA)(2025年9月7日以降運休)、ロス・カボスサラソータ
[3]
デルタ・コネクション オールバニ、アルピーナ、アップルトン、ビンガムトン、バーミングハム(AL)、バッファローバーリントン(VT)、チャールストン(SC)、チャタヌーガ、シカゴ/ORDシカゴ/MDWシンシナティクリーブランドコロンバスデモイン、エルマイラ、エスカナーバ(MI)、ファイエットビル、フォートウェイン、グランドラピッズグリーンベイグリーンズボロ、グリーンビル/スパルタンバーグ、ハリスバーグハンツビルインディアナポリス、アイアンマウンテン、カラマズー、ノックスビル、ランシングレキシントンルイビル、マディソン、マーケット、メンフィスミルウォーキーモントリオール/トルドーニューヨーク/JFKノーフォークオマハ、ペルストン、ピッツバーグポートランド(ME)、プロビデンスリッチモンドロチェスター(NY)、サギノー、スーセントマリー(MI)、サウスベンド、シラキューストロント/ピアソン、トラバースシティ、ワシントン/ダレスホワイトプレインズ
季節運航: バンゴー、サバンナ
[3]
スピリット航空 アトランタオースティンボルチモアバーミングハム(AL)、ボストンカンクンシャーロットチャールストン(SC)、ダラス/フォートワースフォートローダーデールフォートマイヤーズハートフォードヒューストン/インターコンチネンタルカンザスシティラスベガスロサンゼルス/LAXルイビルメンフィスミルウォーキーミネアポリス=セントポールマートルビーチナッシュビルニューオーリンズニューヨーク/LGAニューアークノーフォークオーランドフィラデルフィアフェニックスプンタ・カナローリー/ダーラムリッチモンドソルトレイクシティサンアントニオサンディエゴサンフアンセントルイスタンパ
季節運航: ペンサコーラ
[4]
アラスカ航空 シアトル
季節運航: アンカレッジ
[5]
アメリカン航空 シャーロットダラス/フォートワースマイアミフェニックス
季節運航: シカゴ/ORDフィラデルフィア
[6]
アメリカン・イーグル シカゴ/ORDニューヨーク/LGAフィラデルフィアワシントン/ナショナル [6]
アヴェロ航空 季節運航: ニューヘイブン、ウィルミントン(NC) [7]
フロンティア航空 アトランタボルチモアダラス/フォートワースデンバーオーランドフェニックスローリー/ダーラムカンクン(2025年11月22日より運航再開予定)、シャーロット(2025年11月23日より運航開始予定)、ヒューストン(2025年11月21日より運航開始予定)、マイアミ(2025年11月21日より運航再開予定) [8]
ジェットブルー航空 ボストンニューヨーク/JFK [9]
サウスウエスト航空 ボルチモアシカゴ/MDWデンバーラスベガスナッシュビルセントルイス
季節運航: オーランドフェニックスタンパ
[10]
サンカントリー航空 季節運航: ミネアポリス=セントポール [要出典]
ユナイテッド航空 シカゴ/ORDデンバーヒューストン/インターコンチネンタルニューアークサンフランシスコ
季節運航: ワシントン/ダレス
[11]
ユナイテッド・エクスプレス シカゴ/ORDヒューストン/インターコンチネンタルニューアークワシントン/ダレス [11]
エア・カナダ エクスプレス トロント/ピアソン
季節運航: モントリオール/トルドー
[12]
ウエストジェット航空 季節運航: カルガリーバンクーバー [13]
アエロメヒコ・コネクト モンテレイケレタロ英語版 [14]
エールフランス パリ/CDG [15]
ルフトハンザドイツ航空 フランクフルト [16]
アイスランド航空 季節運航: レイキャヴィーク [17]
ターキッシュ エアラインズ イスタンブール [18]
ロイヤル・ヨルダン航空 アンマン [19]

就航都市

国際線

アジア
ヨーロッパ
北アメリカ
カリブ海

交通アクセス

  • SMART バスNo.125
  • タクシー

関連項目

脚注

  1. ^ FAA Airport Form 5010 for DTW (PDF) , effective 2007-12-20
  2. ^ Airport Statistics 2019”. Wayne County Airport Authority (2019年). 2022年1月16日閲覧。
  3. ^ a b Flight Schedules”. Delta Airlines. 2015年6月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月24日閲覧。
  4. ^ Where We Fly”. Spirit Airlines. 2017年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月5日閲覧。
  5. ^ Flight timetable”. Alaska Airlines. 2017年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月5日閲覧。
  6. ^ a b Flight schedules and notifications”. American Airlines. 2017年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月5日閲覧。
  7. ^ Destinations”. Avelo Airlines. 2023年11月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月18日閲覧。
  8. ^ route map”. Frontier. 2017年2月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月24日閲覧。
  9. ^ JetBlue Airways Timetable”. 2018年11月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月12日閲覧。
  10. ^ Check Flight Schedules”. Southwest Airlines. 2017年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月16日閲覧。
  11. ^ a b Timetable”. United Airlines. 2017年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月5日閲覧。
  12. ^ Flight Schedules”. Air Canada. 2019年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月5日閲覧。
  13. ^ Direct and Non-Stop Flights”. WestJet. 2022年9月25日閲覧。
  14. ^ Timetables”. Aeroméxico. 2018年11月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月17日閲覧。
  15. ^ Horaires”. Air France. 2017年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月5日閲覧。
  16. ^ Timetable”. Lufthansa. 2017年1月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月5日閲覧。
  17. ^ Our flight schedule”. Iceland Air. 2025年3月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年3月28日閲覧。
  18. ^ Silk, Robert (2023年6月6日). “Turkish Airlines to launch Detroit service”. Travel Weekly. 2025年3月27日閲覧。
  19. ^ Route Map”. Royal Jordanian Airlines. 2018年8月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月5日閲覧。

外部リンク





固有名詞の分類

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