デカン高原
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デカン高原(デカンこうげん、英語: Deccan Plateau, ヒンディー語: दक्कन का पठार)は、インド半島の中央部分を構成し西ガーツ山脈から東ガーツ山脈に至る台地である。インド共和国のマハーラーシュトラ州、カルナータカ州、アーンドラ・プラデーシュ州、テランガーナ州にまたがる。なお「デカン」の名称はサンスクリット語で「南」を意味する dakshina に由来する。
注釈
- ^ 『Data Book of The WORLD (2012年版)』 p.64によれば、2010年時点での綿花の収穫量は、中国が664万トンで世界の約26.3パーセントを占めていたのに次いで、デカン高原を擁するインドが523万トンで世界の約21.0パーセントを占めていた。しかも2008年時点で、中国は世界最大の綿花輸入国であったのに対して、インドは、アメリカ合衆国、ブラジルに次ぐ世界3位の綿花輸出国であった。
- ^ 『Data Book of The WORLD (2012年版)』 p.102によれば、2010年時点での綿糸の製造量は、中国での生産量が突出していたものの、インドは世界2位で316万トンと、世界の約1割の綿糸を生産していた。なお、2010年時点での綿織物で見ても、中国に次いでインドが世界2位であり、インドでは410万トンと、世界の23.9パーセントを生産していた。
- ^ 『Data Book of The WORLD (2012年版)』 p.176によれば、南西からのモンスーンの影響で、インドでは西海岸、つまり、西ガーツ山脈の麓などで降雨が多いとある。このように西海岸で雨が降ってしまうため、西ガーツ山脈を超えると湿気が減る。なお、インドでは別な季節には北東からのモンスーンも吹くものの、北東にはヒマラヤ山脈を含めた山脈がある上に、その向こう側も陸地であり、元々湿気の少ない風である。
出典
- 1 デカン高原とは
- 2 デカン高原の概要
- 3 歴史
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