テレビ映画の製作から
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劇場用のプログラムピクチャーを量産したことで知られる第二東映は、そもそも、テレビ映画の製作会社として設立されたものであった。1953年(昭和28年)8月28日の日本テレビ放送網、1955年(昭和30年)4月1日、ラジオ東京テレビ(現在のTBSテレビ)といった在京民放テレビ局の開局を受け、東映は、1957年(昭和32年)11月、日本教育テレビ(NETテレビ、現在のテレビ朝日ホールディングス)の設立に参加し、さらに翌1958年(昭和33年)5月には本社に「開発部テレビ課」を設置、テレビ映画の製作会社として同年7月に設立したのが、同社の前身、株式会社東映テレビ・プロダクション(旧社)であった。この設立日を、第二東映の設立日としている。 NETテレビは、1959年(昭和34年)2月に本放送を開始、同月、東映は、株式会社東映テレビ・プロダクション(旧社)を東映テレビ映画株式会社と商号変更、テレビ映画を製作するとともに、放映後のテレビ映画を各劇場に配給する会社とした。同社が京都製作所で製作した連続テレビ映画が『風小僧』(主演目黒ユウキ、全48回)であり、同作は同年同月3日にNETテレビ、同年3月3日に大阪の毎日放送テレビ(現在のMBSテレビ)で放映を開始した。同作は、東映初のテレビ映画であるとされる。同年2月6日には、毎日放送テレビで「テレビ映画 日本歴史シリーズ」の放映を開始、第1作目は『源義経』(監督井沢雅彦、主演南郷京之助)であった。 しかしながら、その3か月後の同年5月8日には、東映の東京撮影所・京都撮影所の生産力を増強し、第二番線として製作・配給するため、同社は第二東映株式会社へとさらなる商号変更を行った。いっぽうテレビ映画の製作については、同年11月2日、同社と別に新たに株式会社東映テレビ・プロダクションを設立、現在に至っている。 「東映テレビ・プロダクション」を参照
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